約束。【Yuri.C】 6

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知念side








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……、







知「りょ、涼介、やばい、僕すごい_______心臓が暴れてる、」







○△公園の手前に来て、僕はとうとう立ち止まった。







涼介はなんだよー、初デートじゃないんだろ？って笑うけど、








知「だ、って…僕、なんかすごいこと約束しちゃったから、」





涼「…は？なんか買ってあげる約束とか？」







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知「…も、もういいよ！





行こ、Aたちが待ってる、」







涼「ちょ、お前が先に心臓がやばいーって言い出したんだろ!?」








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だって、







だって。









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もし僕の「あの言葉」通りに事が運べば、







僕はAの________ふぁーすときす、を貰うわけだし。









それに今日は、








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渡さなきゃいけないものもあるし、…








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だけど僕のそんな気持ちも、








君を見つけた瞬間にどこかへ飛んでいった。









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知「やば、________かわいい、」







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誰にも聞こえないくらいの小さな声で思わずつぶやいた言葉。








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淡いレモン色の浴衣に身を包み、




ふわふわした柔らかそうな髪をサイドに流したAはもう、







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僕以外、誰にも見せたくないって思っちゃうくらい________







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キラキラして、






輝いて見えた。







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涼介と花山さんと、





僕とA。








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４人で公園を出た時から、








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この夏最後の青春は、








鮮やかに走り出していた。







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