約束。【Yuri.C】 6

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Aside







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｢…うーん、…｣







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私、AA、絶賛悩み中。







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それというのも。







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ほら＿＿＿＿＿＿＿





前に言った、夏休み中の三つの目標。







その中に、私から侑李くんにハンカチをあげる、








っていうのがあって。








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夏祭りの日にプレゼントしたいなぁって思って、今買いに来てるんだけど…、








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…どんなハンカチがいいの？







男の子が丁寧にハンカチ使って手とか拭いてるのなんてそんなに見ないから、




色はもちろん素材もわからない。








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…、








私は手の中の擦り切れたハンカチを見下ろした。








淡い桃色。








シンプルだけど、かわいらしくもあって、








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正直侑李くん、こんな女の子向けのハンカチよく何年も使いつづけてくれたなぁって…








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でも、なあ。







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やっぱりハンカチといえば、







この桃色のガーゼのハンカチが１番に浮かんじゃう。









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またピンクにするのはさすがにやめたほうがいい？









んー、








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｢…わかんないなあ、｣








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店員｢なにかお探しですか？｣








｢あ、えーと、…実は男の子にハンカチをあげたくて、｣









清潔なユニフォームを着た店員さんはにこりとほほえんだ。









店員｢彼氏さんですか？｣









あまりにも直球で尋ねられて、顔中に熱が集まってくるのを感じながらこくりと小さくうなずく。






店員さんはそれでしたら、と一冊の本を指差す。







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店員｢ちょっと、一手間加えてみませんか？｣








｢…え？｣

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