約束。【Yuri.C】 6

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花｢…まずは、テストおつかれさまぁー!!｣






絢香がにっこり笑って、ドリンクバーのコーラを私のメロンソーダにチリンと当てた。







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ここは平日昼間のファミレス。







そう、






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終業式の帰り！





明日からは待ちに待った夏休みです!!







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花｢…というわけで、｣






絢香はカチン、とコーラのグラスをテーブルに置いた。







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花｢山田くんをどんな手を使ってでも攻略しようの会、略してYDK、

記念すべき第一回をはじめまぁす！｣






平日昼間の、ガラガラに空いたサイゼ●ヤに、絢香の声が響き渡る。







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｢…うん、はい。やろう。私はいくらでもつきあうよ、｣






……なんかこの店、クーラー効きすぎなのかな……




AA、寒気がしました。







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花｢…で！A、夏祭り！知念くんと行くでしょ？｣






｢…ん、まぁ、できる、ことなら…？｣







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自信を持ってうなずけないのはやっぱり知念くんが、バリバリのインドア派だから。







夏祭りみたいな人がうじゃうじゃいる場所、



侑李くんならわざわざは行かないだろうなぁ…、







花｢え……、相変わらずあんたらチンタラチンタラしてるよね、｣






絢香がちょっと口調を悪くして私をからかう。







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｢…プールは行くもん…、｣






悔しくて思わずそう言い返すと、



絢香に、はいはいかわいいかわいい、と私の伸びかけたハネた髪を余計にぐしゃぐしゃに撫でる。






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77　＊追記アリ→

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