約束。【Yuri.C】 4

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Aside




今日の授業には、体育がある。







私は一昨日のねんざのせいで見学だけど、




侑李くんを盗み見できるから逆に嬉しいかも…、









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って、なんか私、変質者みたい？(笑)








体育祭が終わったから、これからは単元が変わるみたい。




ふーん、ハードルか…、


これまた侑李くんが得意そうな分野。









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先生｢…んで、７月に入って夏休みになるまでの体育は、水泳だからなー。

各自、指定の水着を買っておくように！｣







へー、水泳…、









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.







え、









水泳!?









思わず侑李くんの方をバッて見てしまった。








ちょうど侑李くんも私を見ていて、すごく気まずそうな表情。









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私が思わずふふっと笑みをこぼすと、


侑李くんはすねたように私から目を反らした。









.








私が知ってる、侑李くんのヒミツ。








勉強だって運動だって、いつも淡々とこなせちゃう侑李くんのニガテなもの。









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それは、泳ぐことなの。









…ふふ、なんだか、水泳の授業が楽しみ！

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