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知念side
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知「…Aー？」
ドアの前で、遠慮がちに名前を呼ぶ。
Aがはーい、と返事をする声が聞こえて、
入るよ、とドアノブに手をかけた。
.
.
知「…うん、にあってる、」
真っ白なウエディングドレス。
黒いくせっ毛は綺麗に伸ばされて結われている。
.
僕の宝物。
「…なんか、恥ずかしいなぁ、こんな、お姫さまみたいな、」
Aは自分で言って自分で「お姫さま」というワードに照れた。
.
知「ううん、
…綺麗だよ、」
僕は椅子に座るAごと抱きしめた。
.
ふいに、
開け放した窓から風が吹き込んできた。
.
「なんでだろ、
この風、…懐かしい」
僕が腕を解くと、Aは胸に風を吸い込んで、ふっと微笑んだ。
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__________空、好きなの？
__________雲が好き、
また、あの頃の季節をふと思い出した。
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「私、バカみたいな質問したっけ、」
そんなことないよ。
あの質問、あのとき君が声をかけてくれたから。
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___________僕が戻ってくるまでの、お守り。
___________ほら、おそろい！
茜色に染まる世界、
…君のムリしたようなはしゃぐ笑い声。
桃色のハンカチ。
.
あの時決めたんだ。
今度君に会うときは、
今日よりも胸を張って、
…ずっと変わってないって、
君だけだいすきだって、
伝えてあげたい________
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うさ子(プロフ) - 完結おめでとうございます！私は今日、このはるさんの作品を見つけて、たった今読み終わりました。私は知念担なのですが、読んでいくうちに全キャラクターに共感したり応援したくなったりしてとっても好きになっていました（笑）テスト前に一気読みしちゃいました、、 (2019年2月24日 22時) (
レス) id: 4cf8496a7c (このIDを非表示/違反報告)
エマ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずーっとこの日を待ってました！初期から欠かさず読んできた小説が終わっちゃうのはすごく寂しいですが、新作＆続編も待ってます！これからも更新頑張ってください！ (2017年9月2日 15時) (レス) id: 4b5ed7c2dd (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - さぼてんさん» コメントありがとうございます〜！！そうなんですね！？めちゃめちゃ嬉しいです…私も完結はさみしいですが、これからもはる作品をよろしくお願いします！ (2017年8月28日 16時) (レス) id: 86d0db2928 (このIDを非表示/違反報告)
さぼてん(プロフ) - 約束。すごいよかった！でも占ツク初めてからずっと読んできたお話だから寂しいな。完結おめでとうございます。 (2017年8月28日 11時) (レス) id: 23fc5208c7 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - おおお！？Twitterフォローしていただけた！？ありがとうございます！確認します！ここから急展開というか、ひとまずは楽しい結末をご期待ください！☆ (2017年8月26日 1時) (レス) id: 86d0db2928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年5月25日 15時
