メイドになりました。2［完結］ (ページ17)

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Sho side

Aちゃんが泣いてる。

やっぱり傷ついている姿は見たくなくて。

彼女の力になりたいと思った。

少しでも気持ちが軽くなったら。

それでいい。

もうそれ以上のことは望んでない。

平「それで、どうしたんですか？」

『ｸﾞｽ、私、優斗さんの事が好きなんです。』

やっぱりね。

『それで、許嫁さんがいるなんて思ってもいなくて。』

平「僕はAさんの少しでも力になりたいです。」

ｷﾞｭ

彼女の苦しんでいる姿を見て、つい抱きしめてしまった。

平「僕はAさんのことが好きです。だから応援しますよ。たとえ許嫁がいたとしても。」

『ほんとにありがとうございます。気持ちが軽くなりました。でも、メイドごときがご主人様に恋心を抱くこと自体が間違ってたんです。』

平「そんな事言わないでください。もし、辛くなったら僕が受け止めますから。」

『はい。遠慮なくそうさせていただきますね。迷惑かも知れませんけど笑』

やっぱり彼女の笑ってる顔が好き。

「全力で受け止めますから。」