初夏の訪問者。 ページ9
春から夏変わる手前。
気温もだいぶ上がって、シャツ1枚でも少し暑いくらい。
そんな初夏のこと。
今日は照史くんは夜までお仕事で、私はお休み。
夕飯のお買い物も気温が上がる前に済ませたし、美らちゃんとも散々さっきレーザーのおもちゃで遊んだし…溜まってたアイロンがけも終わった。
意外と早めに用事が済んだので暇になってしまった...。
とはいえ外は汗ばむくらいの暑さになってて、お出かけする気にもならない...。
｢んー、困った、暇だ｣
『みゃーぅ』
｢ふふ、ちゅらちゃんー、あなたも退屈なの？｣
『みゃぅ』
｢そうよね、退屈よね…、お菓子でも作ろうかな…｣
なんて美らちゃんとお話してる横で、我が家の長男と次男であるシーちゃん、ゴーちゃんはお昼寝中。
美らちゃんもそろそろ寝るかもなぁ。
なんて思ってた時。
ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝｯ
｢誰だろ…？｣
宅配便？荷物なにか頼んだっけ？
思い当たるものがなかったので恐る恐るインターフォンの画面を見るとまさかの見なれた人。
神『久しぶり〜！』
�陝�Aちゃん、やっほー！』
神『スイーツ買ってきたから食べよーや！』
�陝戉陲舛磴鵐ぁ璽弔笋任А�』
なんてインターフォンの画面越しにニコニコ可愛らしいお客様がふたり。
可愛すぎる、癒し...。
｢神山くん！�陲舛磴鵑気鵝�お久しぶりです！今開けますね！｣
神『ありがとう〜』
�陝悗泙辰討襪覆 繊�
オートロックの解除をしてあげて、2人にどうぞ、と声をかければ画面越しなのに律儀にお辞儀をして、その後手をフリフリしながら画面から掃けてったおふたり。
こんな時でもアイドルしちゃう神山くんと�陲舛磴鵑気鵝�可愛いなぁ。
さっきまで寝てたウチの兄弟くんとお姫様もインターフォンの音ですっかり目を覚まして、誰が来るのか察したのかなんだか少しそわそわ。
ｶﾞﾁｬｯ
｢いらっしゃい！急でびっくりしました！どうしたんですか？｣
神｢んふふ、突然ごめんなぁ？｣
��｢ロケ終わりにたまたま美味しいスイーツ買えて、照史の家近かったから、Aちゃんに！｣
｢ええ、わざわざありがとうございます！立ち話もなんですから、どうぞ？｣
神、��｢おじゃましまーす！｣
2人からほんのり香った香水の香りがなんとも爽やかで、ちょっと夏を先取りした気分。
退屈だった今日が少し楽しくなる予感がした。
【初夏の訪問者。】
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作者名：maoka. | 作成日時：2022年5月12日 0時
