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やっぱり今日も遅くまでお仕事の照史くん。
今日あったこと、話したくて。
ありがとうって、伝えたくて。
眠気との戦いがしばらく続いた時、照史くんのご帰宅の音。
あーもう遅いよ、なんて思ってても結局大好きな旦那様の顔みたら
嬉しくて、嬉しくて。
思わず抱きついちゃって。
そんな私を照史くんはふんわり優しく抱きしめて、ただいまってあまーい声でささやくの。
ずるい。
これだから仕事遅くても許せちゃう。
照｢おそなってごめんな、｣
｢んーん、お疲れ様でした｣
照｢寝てなかったん？寝ててよかったんに｣
｢ウトウトはしてたよ、でもね、今日はお話したいことが沢山あって｣
照｢あ、崇裕とモンチの話やろ？｣
｢ふふ、うん、そう！ほんとに、2人ともとっても優しくて...。...と、その前に、玄関で立ち話もなんだから、お部屋で話そ？｣
照｢それもそうやな、手ぇ洗ってくるわ｣
そう言って洗面所へ向かった照史くんを見送って、お夜食の準備。
今日も少し暑かったから、さっぱり鯛の冷やし茶漬け。
食欲なくてもこれなら食べられそうでしょ？
照｢いただきまーす！｣
｢はーい、どうぞー｣
照｢...うん！うんまいっ！さすが俺の奥さん、完璧！｣
｢ふふ、ありがと？｣
照｢あ、ごめんな、話の続きやったよな｣
｢そうだったね。あのね、2人が美味しいスイーツ買ってきてくれて...あ！そうそう、照史くん用にコーヒーゼリーも買ってきてくれたの！｣
照｢そうやったん？後でお礼のメールしとくわ｣
｢うん、ほんとに改めて優しいなって思ったんだけど...｣
照｢ん？｣
｢2人がね、私の事心配して、様子みて欲しいって照史くんから頼まれたんだって教えてくれたの｣
照｢なんや、バラされてたんかいな！ちょっと恥ずかしいな笑｣
｢私とっても嬉しかったよ？離れてても、いつでも私の事考えてくれてるんだなって｣
照｢俺、Aちゃんのことほんまに大切なんよ？｣
ケラケラ笑ったり、ふざけたり。
それなのに、こういう時はとっても真剣で、真面目な目でお話する照史くん。
照史くんの気持ちの伝え方って、ほんとに素敵で。
そういうところがとても好き。
｢照史くん、私、毎日とっても幸せ。だからね、大変なこともあるけど、全然苦じゃないよ｣
｢だからこれからも、照史くんの奥さんでいさせて？｣
照｢ふ、当たり前や｣
『俺の嫁は、A以外考えられへんよ』
【Fin】
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作者名：maoka. | 作成日時：2022年5月12日 0時
