はじまりは突然に。 ページ1
春。
桜の花が咲き始めて、気温も暖かくなってきました。
そんな春、私たちの結婚式は、照史くんの大好きな、愛してやまない沖縄で。
ナチュラルなオフホワイトのエンパイアドレスにして、ブーケは春らしく明るいグリーンと小花がたくさん入ったもの。
照史くんは落ち着いたブラウンのタキシード。
照史くんのご家族に私の家族。
私と照史くんの、職場でお世話になっている方たち。
私と照史くんの仲のいい人、数人。
それから、ジャニーズWESTのみなさん。
そんなに沢山の人は呼ばなかったけど、お世話になってる方たちを招待できたから満足。
そんな沖縄での結婚式を終えて、しばしの沖縄観光。
美ら海水族館とか、首里城の方とか
王道の観光スポットに行ってみたり。
バレるかなぁ、なんて不安になりながら観光してた...のに。
「なんか、、案外バレないですね」
照「...え、俺そんなにオーラないん?」
「溶け込むのが上手ってことにしておきましょう笑」
照「いや、笑っとるし!」
「ふふ、いいじゃないですか、デートできるの、私は嬉しいよ?」
照「そらそうやけどさ〜」
「照史くんとこんな風に外でデートできる時が来るなんて思わなかったな」
照「...沢山我慢させたもんな、これからはいろんなとこ行こな?」
「うん、とっても楽しみ」
照「でもやっぱバレなさすぎて悲しくなるわ…」
「初めて会った時も芸能人感まるでなかったもんね」
照「おまっ、、それずっと言っとんな!笑」
「だって、ほんとにオーラなくてびっくりしたんだもん笑」
4年前。
ペットショップで働き始めて1年くらい経った時。
たまたま声をかけられて、接客したのがシーサーの飼い主である『サイトウ』さん...基、ジャニーズWESTの桐山照史だったわけで。
あー、思い出したら懐かしさでにやにやしちゃうや。
10代の私と、オーラなしの照史くん。笑
そんな私たちの物語。
「あ、今はちゃんと奥様やってますよ?」
照「A、誰に向かって話してん?」
「ん?画面の向こうの人」
照「...はい?笑」
【はじまりは突然に。】
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作者名:maoka. | 作成日時:2022年5月12日 0時