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Akito side
Aから子猫の話を聞いて数日。
俺の仕事が休みの時、まぁ念には念を、って店長さんが気使って閉店後にAと子猫に会いに来た。
店長｢久しぶり、元気そうだな！｣
照｢店長！ご無沙汰しています！...あ、いつも妻がお世話になってますぅ〜！｣
｢照史くん、恥ずかしいからやめて｣
照｢なんでや！ええやんけ〜｣
店長｢相変わらず仲良さそうでよかったわ｣
照｢仲の良さは今まで以上ですよ！｣
｢も〜、ほんと調子いいんだから...、店長すみませんっ｣
店長｢ははっ！いやいや、仲が良いのはいい事だからな！...て、ここで立ち話してるのもなんだから、早速会ってもらうか｣
｢はい、照史くん休憩室で待っててくれますか？今猫ちゃん連れてきますね｣
照｢おん、まってるわ｣
...──────────
休憩室で店長さんと雑談して待ってること数分。
遠くからまだチビちゃんの鳴き方してはる猫の声が聞こえてきて、、
なんや少し緊張してきたわ...。
｢照史くん、お待たせしました〜｣
店長｢おー、チビちゃん、今日も元気そうだな！｣
『みゃーっ』
｢ふふ、体重もだいぶしっかり増えてきてますし、安心ですね｣
店長｢ほら、照史くん｣
照｢っ...、ちっちぇ、｣
｢ねこちゃん、照史くんです、はじめまして...してください？｣
『みゃーっ』
Aちゃんの腕に抱かれてきた子猫は、真っ白い色が綺麗な猫で。
事前に写真とかもみぃひん事にして、お楽しみにしてたんやけど...
予想以上に綺麗な子でビックリやわ。
そっ...、と俺の膝の上に子猫をのせたAちゃん。
これでもおっきくなったって言っとったけど、それでもシーサーとゴーヤと比べるとほんまに軽い。
綿菓子みたいやな。
完全犬派やったけど、なんや猫も可愛ええな。
モンチの気持ちわかる気ぃするわ。笑
照｢ふはっ、、可愛ええな、｣
｢んふふ、照史くん、お顔ゆるゆる、｣
照｢...ほんまに可愛ええわ、デレデレしてまう｣
｢...うん、美人さんだよね、女の子だよ。あとね、この子猫ちゃんのお目目みて？｣
照｢目？...あ、色、｣
｢そう、この子ね、オッドアイなの｣
恐る恐る抱き上げて目線を合わせてよくよく見ると、目の色が左右で違って、綺麗な青と緑やった。
吸い込まれるような、ホンマに綺麗な色。
そう思ったのと同時に、
この子は、桐山家に来る子や。...って不思議やけど、直感でそう思った。
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作者名：maoka. | 作成日時：2021年10月27日 1時
