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あれから色々式場とかドレスとお着物を見て...
結局前撮りは都内で。
挙式は照史くんの大好きな沖縄のチャペルで行うことに。
なんだか急に現実味が出てきて、今からそわそわしちゃう。
まだ照史くんのお仕事のこともあるから、だいぶ先になりそうだけどね。
照｢は〜、だいぶ調べたんちゃう？｣
｢ですね、...ありがと、たくさん考えてくれて｣
照｢ふはっ、なんやねん改まって〜｣
｢だってこんなに一緒に見てくれると思ってなかったから...｣
照｢あほっ、｣ぺちっ
｢いてっっ｣
照｢一生に一度やで、そら真剣に考えるやろ。Aちゃんの晴れ姿やし｣
私のおでこをぺちっ、と叩いてからわしゃわしゃと頭を撫でる照史くん。
優しい顔して、私を見つめて。
私の頭を撫でる大きな手は、私にたくさんの幸せをくれる。
胸が、いっぱいになる。
｢ありがと、照史くん｣
照｢おうっ！ま、なんやかんや楽しみにしとるんは俺やしな〜♪｣
｢ふふ、それならよかった｣
照｢...さて。そろそろ風呂入ろかな〜｣
｢あ、じゃあ準備...｣
照｢Aも一緒に風呂入ろ？｣
｢えっ！？むっ、むりだよっ！！｣
照｢なぁんでなん、俺ら新婚やよ？もうさすがにええやんけ！｣
｢やだやだっ、はずかしい...！｣
そう、私、
一緒に住み始めてから2年、結婚して3ヶ月です...
が！！1度も一緒にお風呂に入ったことはありません！
なぜって？
恥ずかしいからに決まってるでしょ...！
照｢ほんま、頑なやなぁ、夜はあーんなはずかしいこ...｣
｢わーーーー！！｣
照｢くっ、、あははっ...！必死やなぁ笑｣
｢もうっ！照史くんのばかっ！｣
照｢くくっ、ごめんごめんっ、はー、可愛ええのぉ｣
｢こっちは恥ずかしすぎて死にそうなのにっ！｣
照｢ま、まだ少しレベル高かったかなぁ。いつか、一緒に入ろ｣
ぽんぽん、と2回頭を撫でて、ふわりと笑った照史くんが、お風呂に向かおうとした瞬間。
ほんの一瞬、少しだけ寂しそうな顔をした。
...さすがに、断りすぎかな。
たくさん待ってくれたし、...死にそうなくらい恥ずかしい、けど...、
｢あっ、照史くんっ！！｣
照｢ん〜？｣
｢やっぱ私もっ...お風呂...、一緒入るっ...！｣
まだまだ子供な私だけど、少しだけ背伸びした夜。
ゼクシィの...おかげかも？笑
【Fin】
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作者名：maoka. | 作成日時：2021年10月27日 1時
