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4話 ページ4
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先輩から言い放たれた言葉が急すぎて
理解が出来ずに固まる私。
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「…あー、ちゃうねん、えっと」
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また何かを言われるのが怖くて
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「何が違うんですか…」
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今度は私が先輩の言葉を遮った。
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「迷惑だった、ってことですよね…?
それならもっと早く言ってください…!」
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あ、やばい、泣きそう。
そう思いながらも、止まらない。
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「こんなに好きにさせてから、
突き放さないでください!!」
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廊下に響き渡るくらいの声。
みんなの視線が集まるなか、
私はその場を走り去った。
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こんな顔で教室になんて戻れず、
しらばくトイレにこもって泣いていた。
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彼女がいるかなんて、聞くまでもなかった。
『俺に話しかけてくんな』
それが答え。
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「…もう、重岡先輩には話しかけない」
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小さく呟き、ギュッと締め付ける胸を押さえた。
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作者名:まぴた | 作成日時:2017年8月3日 0時