WESTときす。

ばればれ -H.Takahiro ページ3

私は今図書委員のお仕事中。



図書委員は毎週、



担当の曜日の昼休みに図書室でお仕事をする。



今日木曜日は私の担当なのです。



濱田
「Aちゃんこの本片付けといてくれる？」



『はい分かりました』



木曜日担当は私と1年生一人と、



3年生の濱田先輩の三人。



濱田先輩は優しくてちょっと天然で、



なで肩の先輩です。←



『濱田先輩っ』



濱田
「な、なに？」



『他にやる事ってありますか？』



濱田
「んーあ予約されてる本取ってきてくれる？」



『はいっ』



そしてその本を見つけるも、



『たかー』



その本は本棚の上から二番目の所に



しまってあった。



クラスの中でも背の低い私は、



背伸びしても届かない高さ。



『と、届かないっ』



濱田
「Aちゃん、あのさ、あ」



濱田
「そんな高い所にかったんか。ごめんな」



『いえ、頑張って取りますっ』



頑張ってその本に手が届くも抜けないっ



濱田
「Aちゃん無理せんでも」



濱田先輩はそう言って本を取ろうと、



『あっ』



濱田
「おっ、っ」



重なる濱田先輩と私の手。



『あっごめんなさい』



濱田
「ご、ごめんっ」



二人とも手を離すと本が床にばたんと落ちる。



『ごめんなさいっ、』



落ちた本を拾い、上を向くと



赤くなった顔で見つめる濱田先輩の顔が



すぐ近くに、



ﾁｭｯ



濱田
「ぬおっ//」



『えっ？笑』



濱田
「本間にご、ごめんなっ事故や事故」



『は、はいっ』



濱田
「うー、っ//」



濱田先輩、



私の事好きなんですか？



-H.Takahiro

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