WESTとちゅー。

すきっ -N.Jyunta ページ38

中間
「A、どこ行きたい？」



『えーいっぱいあるんだよな』



私の彼氏、淳太くん



私の二つ先輩で私が一年生のときに告白された



今は大企業でお仕事していて、



中々取れない休みをもらうと私との自分に



してくれる優しい彼氏さんです。



中間
「伊豆とか熱海もええんよなー」



今は長い夏休みをもらえたので、



るんるんな旅行を計画中ですっ



中間
「Aはどこがええの？」



『んー、私は淳太くんと二人で行けるなら



どこでも楽しいからなー』



中間
「A、」



『ん？』



中間
「そういう言葉普通に言っちゃあかんで」



『どういう事？』



すると淳太くんはパソコンをぱたんと畳んで



大きい手で顔を隠すと、



中間
「そんな可愛い事言われたら、照れるわ」



『えっ？笑』



中間
「な、なんで笑うん？」



『だって、淳太くんこんな照れてんの



告白してくれた時くらいしか見てないから』



中間
「そんな事、無いで」



今度は私の方に向き直して、



ﾁｭｯ



中間
「初めて手を繋いだ時も、



初めてキスした時も、



初めて二人で旅行した時も、照れてたで」



『え、全然そう見えなかった!!』



中間
「先輩やったってのもあって、



男が照れんのって恥ずいやんか…//」



そう言う淳太くんは顔が赤くなってた。



中間
「俺も、Aと二人ならどこでも楽しいで」



『ん、ありがとうっ』



ﾁｭｯ



私からもちゅっとキスをすると淳太くんは



中間
「んもー無理やーーー」



そう言って私を抱き締めて、



可愛く言った。



中間
「すきっ」



-N.Jyunta

○作者より→←いややー -K.Akito

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