WESTとちゅー。

今日という一日 -K.Tomohiro ページ24

7月1日



この日は私にとっても幸せな日。



神山
「おはよー」



『神ちゃん!!お誕生日おめでとうっ』



神山
「ありがとーう」



私の大切な人のお誕生日だから。



挨拶が飛び交うクラスに入ると、



神ちゃんと仲が良い笑窪の男子が来た。



男子
「さぁー!!17歳の神ちゃんの目標は？」



神山
「えっ急やなー、んー彼女、かな。」



男子
「彼女!?作りたいって事？」



神山
「おん」



男子
「おー神ちゃん頑張れー!!」



好きな人、いるんだ。



大切な人、いるんだ。



なら私といたらおかしくない？



変に期待しちゃうよ。



混乱状態の私を起きろと言わんばかりに、



朝のチャイムが鳴った。



神山
「Aー!!帰ろー」



終学活も終わり、下校の時間になった。



でも朝の言葉を聞いてから、



そばに行くのに戸惑っちゃって。



神山
「A、帰らへんの？」



『か、神ちゃんの好きな人って誰？』



神山
「…言えへんよ。」



『だ、だよね』



神山
「おん、でもいつか言う。絶対に」



『そっか』



しばらく流れる沈黙の時間。



神山
「あんさ!!言うつもりなかったんやけど、



ちょーど俺の誕生日やし？



もっと大切な日にしたいから、」



神山
「言うてもええ？俺の好きな人」



『…うん』



誰なんだろう。



私の学校には可愛い子がたくさんいるから、



検討がつかない。



神山
「俺の好きな人は、、」



怖くなって目を閉じる。



そして校庭を歩く足跡だけが聞こえて、



ﾁｭｯ



『んっ…？』



私の唇には大切な人の唇が重なっていて、



神山
「好きやで、A。



ご、ごめんな急にキスとか、して。」



ｷﾞｭｯ



神山
「えっ、A？」



気づいたら私から抱きついていた。



『嬉しかったの。毎年この日は幸せなのに、



今日は不安だったから。』



『ありがとう、大好きっ神ちゃん』



神山
「俺もっ」



ﾁｭｯ



7月1日



この日は私にとっても幸せな日。



あと、私と大切な人の記念日＿＿＿



-K.Tomohiro



1日遅れましたが、
神ちゃんお誕生日おめでとう!!
奇抜チビでジャニストのおかん神ちゃん
これからも神山節お願いします。笑
神ちゃんの24歳が幸せな1年でありますように

一つのストラップ -F.Ryusei→←○作者より

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