天然彼氏はお嫌いですか？ F.Ryusei (ページ1)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:25,972 hit

#1 天然彼氏はお嫌いですか？ページ1

「Aー!!筆箱俺の机に置いてきちゃったかもしんない……。」
「貸すから落ち込まないで？」
「ありがとうっ」

今日で忘れ物2回目の常習犯は藤井流星。
高校一年でAの彼氏。

二人の出会いはかなり前にさかのぼる。

JW小学校六年生＿＿
先「転入生を紹介します。中入って」
「藤井流星です。よろしくお願いします」

下を向きながらありきたりな挨拶をした彼は、そのかっこ良さからすぐにクラスの人気者へとなった。

男子「流星さ今まで何回告られた事あんの？」
女子「えぇ聞きたいっ」
流「別に全然無いって」
男子「そう言ってﾁｮｰあるんやろ」
流「いや、7回だけやで。少ないやろ」
男子「いやいや、小六で7回って多いで!!」
女子「じゃあ流星くんは、誰かと付き合った事ってあんの？」
流「無いで。」
男子「えぇーーーもったいなぁ」
流「だって好きでも無い子と付き合ってもおもんないで。」
女子「流星くん好きな子おんの？」
流「……おるで。」

そして流星を含んだ六年生のほとんどは、同じ中学校へと進学した。
それと同時に流星に告白された私は中一から付き合う事になった。

そして現在高一へといたる。