キスしたろか。【短編小説】

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とりあえず、様子見てみる…。
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おぉ！
なんか、隣のお嬢さん、一人で喋りだしたぞ…ww


しかも、ほぼ内容聞き取れへんのやけど…笑

この距離で分からんってww


おっ！
今、ちょっといい感じのシーン♡笑

さすがのお嬢さんも黙りましたねww


でも、、、


「やっぱりBくんかっこいいな…
こういう役似合うよね〜
あぁー、Aちゃんめっちゃ良いやん！笑」


今度は、完全に聞き取りやすい声で言った。





また、他の男の話…

やっぱりAは、俺じゃ不満足なんか？
俺は、Aにとってなんなん？



最近、嫉妬深くなってきよるのは自分でも自覚あんねんけどさ、、、


なんか、こう、、、
恋愛に対して、余裕…ないねんな、、、。


なんか、最近仕事も上手くいかんことが多かって…

やから、こうやって悪い方向にばっかり考えてしもて、、、。


でも、、、

こういうことを言ってAを傷つけなくない。Aは、ホンマに大切な存在や。俺は、Aがおらな生きていけん…


気づいたら、自分の手を自分の力で強く握りしめとったみたいやった。

手は、真っ赤で微かに震えていた…。


そして少しずつ視線を感じた、隣を見ると、、

明らかに大丈夫そうな状態じゃなかった俺に気付いたのか、心配そうな目でこっちを見つめているAと目が合った。


その瞬間、俺は…

Aの唇に自分の唇を押さえつけていた。



こんな、勢いでキスなんてするもんやないって知っとるけど……

この事がAを傷つける事に繋がるかもしれんと分かっとるけど……


でも…


今の俺は、止まる事が出来なかった。

ただただ、満たされたかった…。

Aの頭の中を俺でいっぱいにしたかった。


Aは、俺の肩を押して抵抗してきた。


でも、、、

俺は、無理矢理キスをし続けた。



角度を変えて何度も…

そして、もっと深く…




気づけば、俺はAの上に馬乗り状態やった。


そして、俺はAのシャツのボタンに手をかけた。


(続く)

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