挨拶回り ページ1
8月27日。
結婚すると決めたはいいものの、まだ誰にも相談していない状態の私達。
とりあえず今日は全員での仕事があるから、まずはメンバーから報告しよう。
そう提案したのはしげちゃんだった。
「あとはドラマ落ち着いたら家ももっと広いところにして、今の状況が落ち着いたらウェディングフォトも撮りたいやろ？それとー、」
「しげちゃん落ち着いてや笑」
朝ご飯を食べながらあれこれと考えてメモをとるしげちゃん。
「あ、それ！」
「ん？」
「もう君も立派な重岡になるんやから、しげちゃんは禁止な」
「立派な重岡ってなに！笑」
「大毅または大ちゃんとお呼び！」
にししっと歯を見せて笑った大毅を見て微笑ましくなる。
「それと、1番大事なやつな。結婚指輪！これはちゃんと時間決めて選ぼうな」
大事なプロポーズ取られたんやから、指輪は俺に選ばせてや！
昨日。プロポーズしてからすぐに大毅は「A、俺と結婚しよ。」と重ねるようにプロポーズをしてくれた。
その顔は今思い出しても笑っちゃいそうなくらい真っ赤で、でもきっと私も同じくらい真っ赤だった。
「ねぇねぇ、メンバーにはどうやって言う？」
「んー、嘘偽りなく伝えるべきやと思う」
===
黄「…………？」
なんでもすぐに理解する淳太くんが全く理解できないといった表情で私を見つめる。そして大毅を睨む。
黄「…何を言うとるん？え、ドッキリ？」
赤「だーかーら！俺たち結婚する。これはマジで言ってる」
大毅の真剣な表情にびっくりした淳太くんが遅れたように「…えええええ！？？！」と声を上げた。
2人で現場に行くと先に楽屋にいたのは淳太くん1人。
もう来た人から順に伝えようということになり、とりあえず淳太くんをスタジオ外の自販機に呼び出した。
黄「と…とりあえずまずはおめでとうやな。うん。めでたいことや！」
赤「ありがとうー！」
黄「いいい、いつから付き合ってたお前ら」
白「いや付き合ってないねん。付き合ってなかったけど結婚しようってなった」
黄「あかん！！最先端の生き方すぎる！なんやそれ！？は？？？！変なもん食うた？！」
紫「あ、いたいたー。3人で何話してるん？」
赤「あ、�陲舛磴鵝�実はなー、俺らなー、」
紫「…………どぅえええええええ！？？？？！！？？」
…このくだり全員分やるん？
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作者名：あまね | 作成日時：2021年8月28日 1時
