☆極上の血 #Junta.N ページ19
中間
「Aっ……」
「淳太くん……」
お隣の家の仲良しの淳太くん。
昔から淡い恋心を抱いていた。
しかし学生の２歳差は大きい。
そんな淳太くんに悟られないよう、
恋心を隠して生きてきた。
そして私は
彼の秘密を知ってしまった。
まるで別人のように
八重歯は鋭い牙に変わり
瞳は赤くなっていた。
顔の距離が近く
今にも触れてしまいそう。
中間
「いただくわ。」
「ちょっ、んっ……」
首筋に噛みつかれ
血を吸われる。
「やめっ…はぁ……」
中間
「んっ、……ごめん。
めっちゃ美味かったからさ。」
中間
「今日は乾くねん。
もう1回ええかな？」
「そんなっ……」
中間
「ごめん……
でも、じゃなきゃ、俺生きられへん……」
別人のようだった彼は
気がつけばいつもの淳太くんだった。
潤んだ黒い瞳が
私に助けを求めるように訴えかけた。
「ちょっと、なら……」
中間
「ありがとっ、
じゃあ、いただきます。」
瞳は赤に戻っており
さっき噛みつかれた場所を
再び噛み付かれた。
「淳太くんっ、」
中間
「ごめん、止まらへんねん……」
「はぁ…はぁ…
ごめん、ちょっともたれさせて。」
淳太くんが首から顔を離した時
貧血からか立ちくらみが起きたから
淳太くんに体を委ねていた。
中間
「ごめん、身勝手なことして。」
「……大丈夫」
中間
「でもさ、これだけは言わせて？」
「な、何？」
抱きしめられていた体を
さらに強く抱きしめられた。
中間
「バンパイアにとって
極上の血ってな。
自分と相思相愛の人の血なんやって。」
「っ……！」
中間
「やからさ……
自惚れかもしれへんけどさ。
期待してもええかな？」
「……期待して。」
バンパイアにとって極上の血は
自分と相思相愛の人の血。
こんな形でお互いを愛を
知った私たち。
中間
「これからもさ、
俺のそばにいてや。
……血も身体も心も、Aの全てが欲しい。」
「……淳太くんになら
全部捧げられるよ。」
この日、私は淳太くんに
血も身体も心も。
全て淳太くんに捧げた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「淳太くんでドラキュラ」
あゆみさん
リクエストありがとうございました！
淳太くんのバンパイア。
いやぁ〜いいですね〜(￣▽￣)
☆覚悟 #Tomohiro.K→←☆僕はVampire #Daiki.S
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みかんタルト - タピオカさん» ありがとうございますぅぅぅぅぅ！！！優しいお言葉からのタピオカ様様の微笑み！私、みかん号泣ですぅ！！ (2017年12月18日 21時) (
レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - みかんタルトさん» いえいえ！素敵なリクエストですもん(*⌒▽⌒*) (2017年12月18日 21時) (レス) id: daf09d0f59 (このIDを非表示/違反報告)
猫ちゃん(プロフ) - わーー、嬉しいです。リクエスト通りです。ありがとうございます。 (2017年12月18日 21時) (レス) id: 9f228a3363 (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - タピオカさん» ありがとうございます！！素敵なリクエストだなんて･･･嬉しいです(T∀T) (2017年12月18日 16時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - みかんタルトさん» 了解です！２つリクエストありがとうございます！２つとも素敵なリクエスト！ (2017年12月17日 21時) (レス) id: daf09d0f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タピオカ | 作成日時：2017年10月16日 23時
