☆満月の夜 #Takahiro.H ページ17
満月の夜。
それは何かが目覚める夜。
「濱ちゃん！濱ちゃん！」
濱田
「ん？っ、何？」
付き合ってばっかの濱ちゃんと
今日はショッピングの日だった。
濱ちゃんは優しくて、
男らしいところもあって、
とても素敵な人。
告白されたあの日は
確か満月の次の日だった。
今日は１ヶ月記念日。
今夜の月は満月だ。
「なぁ、濱ちゃん？」
濱田
「な、なにっ？」
彼の中の何かが目覚めがけているとも知らず
私は濱ちゃんに話しかけた。
「大丈夫？なんか具合悪そうやけど……」
濱田
「うん、大丈夫。
安心して買い物してや。」
時刻は午後５時。
空はすっかり暗くなり
月も輝き出していた。
濱田
「なぁ、A？
そろそろ帰らへん？」
「せやなぁ……そうしよっか。」
濱ちゃんの車に乗せてもらい
私の家へと向かっていく。
「はぁー！今日はたくさん買えた！」
濱田
「………」
「濱ちゃん？大丈夫？
ちょっと息荒くなってるけど……」
濱田
「……ごめん、A。
俺ん家向かう。」
「えっ？」
まさかの目的地変更に
少し驚いたが、特に深く考えなかった。
「おし、着いた。」
濱田
「……A、ほんまごめん。」
「えっ……きゃっ！」
彼の力とは思えないほど
強く腕を握られ、
濱ちゃんの家へと連れられる。
そのまま彼のベッドまで向かい
強く押し倒される。
そのまま深いキスを
落とされる。
さっきまでは暗くて見えなかったが
月の光に照らされた彼には
犬のような耳、
そしてしっぽのようなものが生えていた。
濱田
「っ、ごめん。
満月の日やと…こうなってまうねん。」
「……大丈夫だよ。」
濱田
「えっ？」
「大丈夫。濱ちゃんは
悪い人じゃないし、……狼男っての？
それでも私は大丈夫。
濱ちゃんは濱ちゃんやもん……」
濱田
「ずるいって…そんなん言われたら
男としても狼男としても
もう理性効かへんよ……」
「ええよ…濱ちゃんになら
何されても、私は大丈夫やから。」
そういうと、彼は
理性を捨て、本能的に、
獣が獲物を見るような鋭い目で。
私は激しく、甘く食べられた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「濱ちゃんで狼男」
れいさん
リクエストありがとうございました！
濱ちゃん似合う！
ハロウィンならではの設定で書くと
やっぱり楽しいですね〜
☆僕はVampire #Daiki.S→←☆赤ずきん #Ryusei.F
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みかんタルト - タピオカさん» ありがとうございますぅぅぅぅぅ！！！優しいお言葉からのタピオカ様様の微笑み！私、みかん号泣ですぅ！！ (2017年12月18日 21時) (
レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - みかんタルトさん» いえいえ！素敵なリクエストですもん(*⌒▽⌒*) (2017年12月18日 21時) (レス) id: daf09d0f59 (このIDを非表示/違反報告)
猫ちゃん(プロフ) - わーー、嬉しいです。リクエスト通りです。ありがとうございます。 (2017年12月18日 21時) (レス) id: 9f228a3363 (このIDを非表示/違反報告)
みかんタルト - タピオカさん» ありがとうございます！！素敵なリクエストだなんて･･･嬉しいです(T∀T) (2017年12月18日 16時) (レス) id: 40273d31c4 (このIDを非表示/違反報告)
タピオカ(プロフ) - みかんタルトさん» 了解です！２つリクエストありがとうございます！２つとも素敵なリクエスト！ (2017年12月17日 21時) (レス) id: daf09d0f59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タピオカ | 作成日時：2017年10月16日 23時
