嘘つき JW青×赤 (ページ44)

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青side
　神山さんの話はほとんど当たっていた。

赤「ただいま」

青「お帰り。」

　ほら重岡さんの顔を見るだけで、モヤモヤする。

緑「俺ちょっと出てくるな。」

　多分気をつかって二人にしてくれたんやろうけど。

　きまづい。

　どうしても意識してしまう。

赤「今日はもう遅いですし、」

青「えっ？」

赤「また明日にしましょ？」

　ちょっと苦しそうな顔。

　何で、そんな顔せんでよ。

青「、分かりました。ではまた。」

　自分は結婚してるのにこんな気持ちになるなんておかしいって分かってる。

　それでも俺は………、

嫁「お帰りなさい。」

青「ん、ただいま。」

嫁「あの、大事な話があって……、」

青「ん、どしたん？」

　娘はもう寝たようで、物音１つしない。

嫁「仕事で、転勤しなきゃならなくなって、」

青「えっ、どこに？」

嫁「北海道だって」

青「じゃあ、引っ越し？」

嫁「私は皆でいきたい。
でも、あなたは…？」

　引っ越し…。

　それはもう重岡さんと会わないということ。

青「ええよ、皆で行こっか。
いつ？」

嫁「良かった！
ちょうど一週間後。」

青「分かった、あと一週間家庭教師頑張ってくるな？」

　でもそれから重岡さんと会えない日が続いた。