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桐山
来た時から何回もトイレに旅立つ望の顔色はどんどん悪くなる。
不自然な呼吸も何回も喉が上下に動くのも。
見たことあるこの光景。
桐山「やばない？」
中間「二日酔いでもなさそうよな」
淳太くんとこそこそ話す。
そこに帰ってきた望が何度目かのセリフを吐く。
小瀧「すんません！」
眉毛下げて謝るけど痛々しい。
なんとか3本撮り終わってそそくさとまたトイレに行く。
桐山「見に行く？」
中間「そうやなぁ」
帰る準備しながらトイレの方に歩く。
嫌な声が響き渡って俺らも慌ててトイレに入る。
桐山「望！！」
中間「のんちゃん！」
ドアが開いたと同時に望が俺の方に倒れこんできた。
桐山「望？どないした」
中間「いや気失っとるやんやばいって」
真っ青な顔した望はぐったり俺にもたれかかって肩で息をしてる。
中間「熱はそんななさそうやけど」
桐山「胃腸風邪とか？吐いてたよな」
とりあえずくったくたの望を淳太くんと担いで
望の荷物を持って車に乗り込んだ。
桐山「すみません、病院寄ってから望の家行ってくれますか？」
スタッフ「あ、はいわかりました」
望の顔を見たら眉間にしわ寄せて仕切りに唾を飲み込んでるように見えた。
桐山「望、望、一回起きよな」
小瀧「…ん」
起きて体を起こしたけど、あかんと思ったんかまた座席に沈み込む。
桐山「吐いてもええよ？」
俺が袋見せたらめっちゃ険しい顔して首を横にふる。
中間「病院まだやから、出した方が楽ちゃう？」
前の席から淳太くんも心配そうに後ろを覗く。
小瀧「水」
すごい顔して水だけ要求してくるから渡したら目をぎゅっと瞑りながら一気に飲む。
桐山「大丈夫それ」
小瀧「袋」
慌てて袋を構えると嘘のように飲んだ水を苦しそうに吐き出す。
桐山「いやもうこの吐き方ってええん(笑)」
中間「なんもなかったら余計しんどいんちゃう？」
息継ぎする間も無く噴水のごとく吐くから、死ぬんちゃうかなって心配になる。
小瀧「はぁー…はぁー…きもちわる」
紙みたいな顔色して俺の膝に倒れこむ。
胃が痙攣してるみたいにずっとむせながらえずいてる背中を撫でた。
中間「もう着くで」
こんなメンバーを見るのが怖くなってきた頃に病院が見えた。
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名無し97876号(プロフ) - soaさん» はい(^O^)楽しみにしています＾＾ (2019年8月27日 20時) (
レス) id: 762b527ad8 (このIDを非表示/違反報告)
soa(プロフ) - 名無し97876号さん» こちらこそありがとうございます^_^頑張って書かせていただきますね！ (2019年8月27日 19時) (レス) id: dc151e182e (このIDを非表示/違反報告)
名無し97876号(プロフ) - リクエストしたものを書き始めていただきありがとうございます！完成を楽しみにしています(^O^) (2019年8月27日 12時) (レス) id: 762b527ad8 (このIDを非表示/違反報告)
soa(プロフ) - Aoiさん» よかったですー…（；＿；）わざわざコメントありがとうございます、また機会があればリクエストお待ちしておりますね^_^ (2019年8月23日 10時) (レス) id: dc151e182e (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - リクエスト書いていただき、ありがとうございました！ 構成や展開など、とても面白かったです！ これからも応援してます！！ (2019年8月22日 22時) (レス) id: 3603ccaacc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soa | 作成日時：2019年2月24日 0時
