WESTん家（４）

幼稚園（番外編） ページ46

(大我は大毅と被るため我にしています)


淳太side


淳「のんちゃん、遊んできてええよ」

望「やったぁっ！！」



園庭にのんちゃんを解き放てば気が晴れる。なんてことはなく、これからどんなことを言われるのかと脅えながらも渋々大毅の教室に向かってたら、


「わぁぁぁ！！！」

淳「うわぁぁっ！！！」



急に後ろから驚かされたせいで盛大にコケて周りの視線が俺に全集中。



淳「えっ、え、……大我くんかい！！」

我「あははっ！こんにちは！」



「こんにちはじゃねぇよ！｣ってツッコもうとしたけど、嬉しそうに手を差し伸ばして来るもんだから強く言えず大人しく手を取った。



我「淳太くんを見かけた時は後ろから勢いよく驚かせって言われたので」

淳「えだれ？誰の情報？それ」

我「あ、そう言えばこないだありがとうございました！」

淳「あれ、もう話変わった？」



大我くんの話はスタートもゴールも難しいんだよなぁ。笑



びっくりしてて気づかなったけど、大我くんの背中にくっついてるのは…



淳「北斗くんじゃん！」

我「へへ、ちょっと大きくなったでしょ？」

淳「せやねぇ。可愛ええなぁ。」

北「ぁ…、うぅ、っ、」

淳「ごめんごめん。触らんよ〜」



北斗くんは極度の人見知りだから、俺らと何回か会ってるとはいえ、急に触ると泣いちゃう。



ちょっと寂しいけどそこは理解して接してあげないとね。

2→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す