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「え、泊まる気でいるの?」
「そうやけどなにか?」
「はあ!?帰ってよ!」
「風呂から焼肉行って、そのまま酒飲みたいやんあほか!」
「あほはそっちでしょ!小バエだの×××だの言うならさっさと帰ればいいじゃん!」
「嫌やって言うてるやろ!」
この男、つくづく分からない。
「寝てる間にサナギエキスに蝕まれろ!」
「それはお前や!」
そうと分かってしまうと、のんびり浴槽に浸かっている場合じゃない。
小バエの痒さを落ち着かせるために全身念入りに洗うだけ洗って、浴室を出る。
え、本気で泊まるの?とテレビを眺める彼に聞けば、本気やけど、と視線を逸らすことなく答えた。
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作者名:茉莉花 | 作成日時:2022年8月20日 23時