＊｢今だけは｣桃青 ページ3
青said
俺には彼氏がおる。
そいつは楽屋でもどこでもくっついてくる。
正直嬉しかった。
けど素直になれない俺はつい...
青｢うっとうしいわ...寝るから離れてや｣
なんて強く言って望を追い払う。
桃｢つまんないのー...あ、はまちゃーん！｣
紫｢お〜のんすけ〜｣
なんで素直になれへんのやろ...
望もどうしてそんなすぐにはまちゃんとこ行っちゃうん...？
明日こそ...素直になりたい。
そう思ってたのに＿＿
青｢おはよー...｣
赤｢流星おはよ！｣
黄｢今日は遅刻しなかったんやな、偉いやん｣
緑｢ほんまや！偉いなー！｣
青｢えへへ、でしょ〜？｣
いつもなら真っ先に俺んとこ来んのに...
桃｢でしょ！？すっごいでしょー！｣
紫｢朝から元気やなー...｣
しまいには
桃｢それでも受けとめてくれるはまちゃんが好きやで♡｣
紫｢ふふ、ありがとう｣
ギュッ、とはまちゃんに抱きつく望。
俺...愛想つかれたんかな...
嫌や...そんなの...
橙｢おはよー、って流星どした？｣
黄｢え、流星...なんかあった？｣
気づいたら涙が止まらなくなって。
桃｢流星大丈夫！？｣
望も心配そうに近ずいてくる。
青｢の、ぞむっ...おれっ...｣
ギューッと望に抱きつく。
嫌われたくない...
誰かにとられたくない...
桃｢りゅ、せ...？｣
青｢いややっ...ｸﾞｽｯ、他の人んとこっ...ｸﾞｽｯ、いかんといてやぁ...ｸﾞｽｯ、｣
桃｢っえ、？｣
青｢りゅぅせのことっ、嫌いに...ｸﾞｽｯ、ならんといてぇ...ｸﾞｽｯ、の、ぞむのとなりはっ...ｸﾞｽｯ、りゅ、せじゃなきゃいややぁっ...ｸﾞｽｯ｣
精一杯の想いを望に伝える。
望のことが...大好きやから。
今だけは...甘えさせてね？
桃said
流星をこんなに不安にさせるなんて
俺彼氏失格やん...
ごめん...流星。
って、普通は思わなくちゃいけないよね。
でもダメだ...可愛すぎやって！
こんなふうに泣きながら抱きついてきて
甘える流星はじめて見たし...
一人称が流星なのがやばいって！
桃｢そっか、不安やったんやな、ごめんな？でも俺は流星のこと大好きやで？嫌いになったりせえへんからな？｣
青｢っ、ほんまに...？｣
桃｢おん！好きやで、流星。｣
青｢...お、れも、好き...大好きっ！｣
今だけは...じゃなくて。
これからもずっと、俺のとなりにおってな？
END
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作者名：きなこもち | 作成日時：2018年1月17日 20時
