無関心な重岡が。 (ページ12)

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「……ちょ、あんたもなにかやりなって」

赤「え、やらんくてええんやったらやりたないし♡」

絶賛各クラスの代表で話し合い中。

担当とかめんどくさいことやらなきゃいけないのが代表なんだけど。

こいつ、なんで代表になったんだ！？ってくらいやる気ないし、愛嬌だけはいいから笑顔振りまいて自分に仕事来ないようにして。

「お先真っ暗……」

そう呟くと、いつもの笑顔で私を見つめる重岡。

いつもはいいけど、今日は腹立つなぁ……！！

そんな私の気持ちを汲み取ってくれたのか、学園祭なんたら委員の委員長、神山くんが声を上げた。

緑「重岡くんは、鉢移動の係な」

にこっと効果音が付きそうなくらいにっこりと笑って、重岡にそう言い放った。

すると重岡はこの世の終わりみたいな顔をして

赤「俺めんどくさがりなん知ってるやろ！神ちゃん！！」

と叫ぶ。

……え？「神ちゃん」？

緑「重岡くんうるさいから他の仕事も追加な。なにが空いてたっけ？」

赤「うっ、神ちゃ……神山くんの鬼畜ぅ！！」

そんなこんなで応援旗の係まで任された重岡。

ざまぁみろ。

隣で嫌や嫌や駄々をこねる重岡。
こりゃ同じ係になる人大変だなぁ…

そう思っていた矢先、

赤「うぅ、ほな、こいつも一緒がええ！！」

と、重岡がいきなりそう言って指差した先は……

え、私？

「え、やだよ？」

赤「は？同じクラスやん見捨てんなよ！」

「いや、私もう仕事引き受けちゃったし！」

そんなん変えりゃええやん！となんとも無責任な言葉を発して「な？神ちゃん！」と、神山くんに懇願する。

あぁ、また神ちゃんって呼んで……学ばねぇなこいつまじで。