もうそう。 (ページ7)

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「流星！」

「…お前さ、」

流星は怪訝そうに眉を顰めてから、大きくため息をついた。

「望、」

久しぶりに呼ばれた名前に、胸が高鳴る。

しかも、流星は俺の髪の毛に触れてて。

…嘘、なんで！？嬉しいけどなんでや！？
もしかしてこのまま………

「……あ、取れた。なんでこんなとこに埃つくかなー。」

ばーか、と小学生みたいに俺に言ってから、席に座った流星。

…っ、なんやそれ、かっこいいて…！！

自分の勘違いはすごくカッコ悪くて恥ずかしかったけど、それ以上に流星がカッコ良くて…。

「流星の隣座るっ♡」

「きっしょ」

そんな悪態を吐かれながらも、めげずに「あかん？」と聞けば

「勝手にしたら？」

なんて頬杖ついちゃって。

「あぁもう流星かわええ！！」

「ばっ、おま、うるさい！！」

みんなの視線が痛いほどに俺に突き刺さって。

……すみませーん……。

静かに座り直して隣を見ると、何食わぬ顔してノートを取り始めるその横顔。

そーゆーとこに、また惚れてまうんよなぁ…