すいーとダイアリー。:リク専【３】

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濱田side







今日もまた飲み会。







俺お酒飲まれへんから、そない好きなもんではない。







しかたなく同僚に付き合うてるだけ。







「部長、ほんま鬼畜やねん」






「感情ってもんが無いねん、部長には」







「頑張ってミス探ししてんとちゃうか？笑」







「濱田も思うやろ？」







『…あ、まぁ、おん』







そして毎回の恒例と化した愚痴大会。







その中によく名前が上がる、中間部長。







几帳面で真面目で完璧主義者で。







その上、イケメンやから、男からは嫌われとる。







俺はそんな風には思うてない。







てか、部長のこと、男として見てまうねん。







つまり恋愛対象として。







仕事をする横顔、ふとした時に見せる顔、アイドルみたいな笑顔。







毎回見る度に、心臓がはねあがる。







会社の女の子とは比べ物にならへんくらい、魅力的やなって感じる。







普通ちゃうって、あかんことやって、わかっとるし、そもそも奥手な俺が何か行動出来るわけないから、この恋は一生誰にも言うつもりはない。







「…だ？…濱田？」







『おぉ、悪い悪い笑』







「お前、明日までの書類終わったんやんな？ちょっと見せてくれんか？」







『俺まだ完成してへんけど見せたる…って、あらへん』







「え？」







『あーっ！会社に忘れた！取りに行ってくる！』






「は？…ちょっ、濱田！」







中間部長が一回でも嫌な気分にならへんように、そのためだけに、ミスしんように仕事頑張ってる。






やから何気に俺、成績ええねん♪笑







最近忙しくて中間部長も大変やろから、絶対ミスしたないし。







結局、会社に着いたのは12時前やった。








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