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意外に自然と暮らせている。
頭のどこかにはあの事があるのだが、いざ神山を前にすると割といつもの調子が戻ってくるのだ。
アイツが嫌味を言ってきたりちょっかいを出して来たりすれば、それを全てやり返してやる。それで気が紛れる。初めて有難いと思った。





その日もいつものように、神山の弁当を持って現場に行き、渋谷さん田宮さんとお昼を食べて午後からの仕事をしていた。
すると何の役職か把握していないが、社員の偉い系の人に、別の方でのヘルプを頼まれた。2、3人必要だったらしく、他の人と俺が声をかけられた。きっとたまたま声を掛けやすい所に居たのだろう。

週5日ペースの仕事が、臨時で入ったことで今週は7回も仕事に行くはめになった。しかも2回のうちの1回は、いつもの所が終わってからだ。夜だけヘルプ?ふざけんな。身体もたへんっちゅうねん。
しかし勢いで出来ますなどと引き受けてしまった仕事。今になってやっぱり出来ませんなどと言えるわけがない。






その日は弁当を2つ持って家を出た。
ちょっとおかず変えてやった、と物凄いドヤ顔で感謝しろという視線を向けられたため、素直にありがとうと言って受け取った。
いつもの仕事が終わると、3人と別れて別の現場へハシゴした。夜の弁当はご飯が炒飯だった。

そこから約3時間働き、解散したのは10時前だった。ヘトヘトになった身体で家路につく。煙草を咥えながら、1秒でも早く温かい空間へ到着すべくパンパンになった足を進めた。きっと今日はお湯を沸かしているはずだ。凄く寒い日だけお湯を張るという曖昧過ぎるルールがある。きっと今日はそれに該当する日だ。





「ただいまー」





いつもの返事が返ってこなかった。
風呂にでも入ってるのかと思ったが、テレビを見て笑う神山がそこにいた。
もう一度ただいまと言えば、やっとこちらに気づいた。





「は?!お前何して…」





真っ赤な顔に、トロンとした目。
机には空になった缶が4本転がっていた。
一体何が起こったのか、理解するのに少し時間がかかった。
あの日から、4人で飲んだ日から、決して飲まないと言っていたのに。どうして。
とりあえず転がった缶を回収して流しに置く。食べかけの皿も運んで片付けようとしたが、それを制したのは神山だった。

俺の腕を引っ張って離さない。
めんどくさいなぁと思いながらも、振り払うことも出来ず、とりあえず皿を置いた。









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設定タグ:ジャニーズwest , メンバー内恋愛 , 藤井流星神山智洋   
作品ジャンル:恋愛
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くすみピンク(プロフ) - ほのかさん» ほのかさん、ありがとうございます!時差がありますが以前もありがとうございました<(_ _)> ずっと応援していただけて本当に嬉しいです!ぜひこれからもよろしくお願いします(´˘`*) (2018年2月6日 16時) (レス) id: 95e4c10c3b (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - 初コメ失礼します。移行おめでとうございます!ずっと前からお話を拝見させていただいてました。本当に大好きで又お話を書いてくだっさって嬉しいです(*^_^*)更新頑張ってください(^o^) (2018年2月4日 17時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くすみピンク | 作成日時:2018年2月4日 13時

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