Fight your fate ページ23
「し…」
ああ、あかん
一回したら止められへんわ
何か言いたそうな牧さんを他所に
何度も何度も牧さんにキスをした
こんなに好きなんやで、って伝えるように
少し満足して牧さんから離れると
牧さんの涙はとうに引っ込んでいて
かわりに頬を赤くしていた
「…幸せやな」
「え?」
「牧さん…Aさんが
好きって言ってくれて」
「…」
「俺の幸せは俺が決めんねん
勝手に決めんな」
「ごめんなさい」
「迷惑なわけないやん…
むしろ俺は頼られたら幸せやで?」
「…置いていくかもしれないよ?」
「そんなん決まってへんやん」
「でも…」
「もし牧さんが…あと1年って言われても
あと1週間って言われても
その時間を何十年にも感じるくらい愛したる
俺は…それくらいにしか思わへん
それくらい牧さんと一緒に居たいねん」
「…」
「俺と出会って生きたいって思ったんやろ?」
「…うん」
「やったら俺と一緒に
運命変えたろうや」
「…ありがとう」
涙を流して俺を包み込んだ彼女は
とても暖かくて心地良くて
とても綺麗だった
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sana(プロフ) - 梅子さん» 初めまして!コメントありがとうございます!頑張って完結します(^^) (2020年5月3日 13時) (レス) id: d981d5d6e5 (このIDを非表示/違反報告)
梅子(プロフ) - 二人の初々しい感じがドキドキします。これからも楽しみにしています^^ (2020年4月30日 0時) (レス) id: 6cf0795d13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sana | 作成日時:2020年4月22日 2時