Amour Secret Ⅴ【緑】 (ページ2)

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Tomohiro side

それで色々と用意もあるやんか。

指輪とか。

でも、指輪を、

しかも婚約指輪を買いに行くなんて

バレたらあかんから、内密に。

俺も昔から知ってるおねえの幼馴染が

ジュエリーショップをやってて。

融通を利かしてくれて

お店が終わってからお邪魔させてもらってん。

「こういうのがいいとかあるん？」

智「うん、一応ある。」

Aは、シンプルが好きやから、

Aの好みにあうように。

一生に一度のもんやし、大事に選びたい。

ひと通り見終わるってときに目に入った指輪、

これや、って直感的に思った。

派手な装飾はなくて、

真ん中に綺麗な宝石が輝いてるシンプルなやつ。

智「これにする。」

「了解。ちょっと待ってて。」

待ってる間、一緒にこの店に来たおねえと喋る。

姉「智が結婚か。」

智「なんか、変な感じ？」

姉「んー、変ではないけど、

もうそんな歳かって。笑」

智「そうよな。

まぁ、まだ返事貰う前やけど。」

姉「私の自慢の弟や、自信持ち。」

智「ありがと。」

姉「Aちゃんに早く会いたいわ。」

智「Aも言うてた。

今度良い報告しにいくから。」

姉「うん、楽しみにしてる。」

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