年齢と弟扱い ページ47
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Tomohiro side
ツアーの打ち合わせが始まって、
隣のAちゃんも熱心にメモをとってる。
でも、ちょっと間して、
何かさっきと違うなって思ったから、
顔覗いて「大丈夫？」って聞いたけど、
悩んでそうやったから、「後で話聞く」って言うた。
ツアーの打ち合わせも1回休憩になって
話聞こうとしたけど、
そん時にはもうのんちゃんに絡まれとって、
楽しそうに喋ってるAちゃんが居た。
歳はのんちゃんの方が上やのに、
Aちゃんがお姉ちゃんに見える。
今は聞けなさそうやから話は後やな。
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Aside
休憩になった瞬間、
ちょっと席が遠かったのんちゃんが、
こっちへ向かって来た。
望「A.今回ツアー参加してくれてありがとうな！
俺、嬉しい！」
『こちらこそ、ありがとう！』
望「会ったの久々やけど、元気しとった？」
『うん！
のんちゃんこそいっぱいテレビ出てるの見るよ、
疲れてない？』
望「大丈夫やで、濱ちゃんに癒されとるから！」
満面の笑みののんちゃん。
年上やけど、めっちゃ可愛ええ。
『のんちゃん、可愛いな！弟にしたい！』
そう言ったら、顔が曇っちゃった。
『あ、ごめん。
年下にそんなこと言われるの嫌やんね』
望「いや、そうちゃうけど、
弟とかそういう存在じゃなくて、
1人の男として見てほしい」
あまりに真剣な顔をして言うのんちゃんに、
私は「うん」としか言えなかった。
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作者名：コスモス | 作成日時：2020年4月24日 14時
