ハイタッチ ページ41
.
Aside
神ちゃんに見せると、褒めてくれて
めっちゃ嬉しかった。
その後、
神ちゃんが歌詞にメロディーをのせてくれた。
そして完成した主題歌を
スタジオに来たプロデューサーの方に聴いてもらい…
監督さんにも、プロデューサーさんも、
「想像以上に良い」と大絶賛してくださって、
OKが出た。
神ちゃんが両手を前に出す、私の方を向いて。
私もそっと自分の両手を前に出すと、
神ちゃんの両手と重なって音を立てる。
今までで1番嬉しかったハイタッチ。
そして、私たちはスタジオを出て、
違うお仕事に向かった。
-
夜。
家に帰って、お風呂に入って、一息つく。
今日の出来事が頭の中で再生される。
監督さんにも、お芝居の為にも
今のうちから距離を縮めてね
って言われたこともあり、
私の携帯には神ちゃんの連絡先が登録された。
お礼のメールをと思って、トークルームを開く。
A今日はありがとう!今度お礼させて下さい。
神ちゃんいや全然!これからが本番やで!
A頑張る!ほんまにありがとう!
そしたらかわいいスタンプが送られてきた。
イメージと違うなって思ったのは秘密。
.
301人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コスモス | 作成日時:2020年4月24日 14時