月日は流れ。 ページ13
you side
この職場、仕事にもだんだんと慣れて
気がつけばもう世間はクリスマスモード。
重「Aはクリスマス予定あんの?」
「ないない!ぜーんぜん!でも年始までに完成させなきゃいけない資料があるから、きっとクリスマスは家でおとなしくしてるよ」
重「へぇ・・・ほんならさ、」
「ん?」
重「一緒にクリスマス過ごさへん?」
「は、?」
シゲはあたしに笑顔を見せてるけど・・・
なんであたしと?
シゲって彼女いないのかな?
重「・・・なんやその顔(-_-)俺がクリスマス誘ったらあかんのか?!」
「い、いや!そういうわけじゃないけど・・・」
重「もしかして、彼女おるんかな〜とか気にしてる?」
「はい。そうですね、はい」
重「おれへんて彼女なんて!Aこそどうなん!?」
「あたしもいませんよw ・・・ていうか気付くでしょ普通!クリスマスに一人で資料作るって言ってんだから!」
重「あ、そうか!それもそうやな!」
なんだ、彼女いないんだ。
ものすごく意外なんですけどね。←
重「なぁ、」
「なにー?」
重「Aはいつになったら淳太と濱ちゃんって呼ぶん?今でも敬語やんな?」
「うーん・・・いつとか決めてないけどなぁ・・・そのうちタイミングがあればって感じ?」
重「ほぉ〜・・・あ!そうや!もう聞いた!?新人来るらしいで?」
「この部署に?」
重「どうなんやろな・・・でも結構今この部署も人数に対して仕事量が半端やないからなぁ・・・中途採用って言うてたけど」
「ふーん・・・まぁ新人さんが来たらちゃんと面倒見てあげなさいよ、重岡くん!」
重「なんで俺やねん!多分Aが教育係やと思うけどなw」
「あたしはほら・・・ちょっと新人とかにナメられそうでしょ?w」
重「あー・・・分かるかも、w」
「・・・はぁ、・・・あ、もう定時回ってるし!あたし帰るよ!」
重「え!?帰るん!?」
「用事あるから!おつかれ〜」
あたしはそのままダッシュで着替えて
別のビルへと急ぐ。
そう、掛け持ちしてるから。
生活は決して楽ではないから、
少しでも足しにできたらって思って。
会社から歩いて20分ほど。
そこがもう一つの職場なんだ。
清掃の仕事をしているあたしは、
誰に会うか分からないし、マスクと眼鏡してる。
さ、頑張るか。
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作者名:おおかみ | 作成日時:2020年8月26日 22時