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( 橙 )
黄 「 ... ぁ、おかえり照史。流星大丈夫？ 」
「 うん。ちょっと過呼吸起こして、いまこの状態やわ 」
呼吸が落ち着いてきたと思ってたら、
急に体の力が抜けて、体重を預けられて。
たぶん、疲れのせいで
意識失ってしまったんやと思うわ。
...... この子忙しすぎんねん、ほんまに。
ぐったりしたままの流星を
背中に乗せて、楽屋まで運んできた。
紫 「 ... 泣いたん？ここ涙の跡ある、 」
「 ... 責任感じたんやろな、謝ってた、ごめんって 」
緑 「 俺らこそごめんやで、流星 」
この後の仕事のこと、
スタッフさんたちが話し合っとって。
俺らも、マネージャーさんと相談して、
とりあえず、流星は帰らせることに。
望とはまちゃんが、流星の荷物をまとめてくれた。
赤 「 ... あ、りゅーせ、目ぇ覚めた？ 」
青 「 ...... っ、 」
「 おはよ、流星、今日はもう帰ろうな？ 」
背中から下ろして
せっかくソファに横にさせたのに、
目を覚ましたと思ったらすぐに体を起こして。
たぶんまた目眩したんやろうな、
ぎゅうっと強く目を瞑って顔を歪ませた。
「 まだ横になっとき、楽にしとってええで 」
青 「 ...... っ、ごめん、 」
「 ううん、大丈夫よ 」
低くて小さな声でまた謝るから、
大丈夫やでって宥めながら体を倒してあげた。
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作者名：aoi | 作成日時：2023年10月8日 22時
