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( 緑 )
青 「 ...... ちょっとすっきりしたっ、 」
「 うん、そんな顔しとる、よかった 」
ゆっくり俺から体を離して、のんびりとソファへ。
横になった流星は、
真っ直ぐ俺の方を見つめていて。
青 「 ......... ぉれ、考えすぎてた、いろいろ、 」
「 忙しかったもん、しゃあないよ 」
なんか、思い詰めた顔しとるなーって
思うことがあるくらい、
沈んどるんはみんなわかってた。
でもまさか、ここまで苦しかったんやなって
さっきの泣いとる姿見て、胸が痛んだ。
青 「 ......... 苦しかってん、なんか、 」
止まってたはずの涙が一筋流れて、
涙混じりの声で、そうやって伝えてくれる。
「 ...... うんわかる、そういう時あるよな 」
青 「 ...... 神ちゃんもあるんや、 」
「 そらあるよ、何となくしんどいなぁとかさ 」
誰にだってあると思う。
当たり前の日常が、何となく辛くてしんどくなって
逃げ出したくなってしまうこと。
こうなるのってたぶん、頑張りすぎてる時なんよな。
それで、そのことを自覚してへん時。
「 きっと頑張りすぎで疲れちゃったんよ、心も体も 」
青 「 ......... ぉれ、なんにも、っ、 」
「 ううん。頑張ったんよ、もう十分やの 」
ここ最近の流星は、ほんまに忙しそうやった。
仕事の合間も、移動中も、
ずっとずっと近くで見とったからわかる。
「 ちょっと休もうや、俺もここおってええ？ 」
青 「 ...... ぅん、、さぼり、？ 」
「 はぁ？ちゃうわ(笑) 流星また強がるから 」
目離したらすぐ、俺もう大丈夫って
レッスン室まで戻ってきそうな気がしたから
みんなには申し訳ないけど、
俺もここに居させてもらうことにしよう。
青 「 ......... ねる、もう忘れる、寝たらよくなる 」
「 ふふ、流星らしいわ 」
寝て起きれば、全部忘れてリセットされるから
大丈夫やって自分に言い聞かせて
ほんまに流星って感じやわ。
青 「 ...... ありがとう、神ちゃん 」
「 いいえ、流星も弱いとこ見してくれてありがとう 」
fin.
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作者名：aoi | 作成日時：2023年10月8日 22時
