緑 × 青 ページ14
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( 青 )
緑 「 りゅーせー、そこ間違えるの3回目やで〜 」
「 ...... ぁ、ごめん、 」
橙 「 ふはっ、珍しいなぁ？ 」
赤 「 いっつも俺か�霤弔笋里砲福�(笑) 」
神ちゃんが振り付けをした曲の振り入れ。
この頃、なんだかずっと上の空な気分で、
調子が出えへん日が続いとって。
せっかく丁寧に教えてくれとるのに、
俺は、さっきから全然うまく踊れへん。
緑 「 大丈夫、まだ時間あるから休憩入れよか 」
桃 「 休憩やぁ〜、ほんま疲れたー！ 」
みんな一斉に散らばった中、
鏡の前から移動する気力もなくて
そのまま、膝を抱えて座り込んだ。
緑 「 流星、気にせんくてええからね。
俺さ、気合い入れて作ったから
めっちゃ難しくなっちゃったんよ(笑) 」
いつもの神ちゃんの優しさに触れるのも
痛いほど、胸に突き刺さる。
いつもの俺じゃない気がするせいやろうか、
なんでこんなに胸が痛むのか、自分でも分からない。
ただ、神ちゃんに余計な心配させてる自分が情けなくて、
やからってどうしよもできひんくて、苦しい。
最近、様子がおかしいのは気づいてたけど
ふだん考えへんようなことまで、
マイナスに捉えてしまうから、もう嫌で嫌で。
「 ......... ごめん、っ、 」
緑 「 ...... 流星？ 」
つらくて、ひとりになりたくて。
“ 大丈夫？ ” って掛けてくれた声には
振り返らずに、レッスン室から抜け出した。
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作者名：aoi | 作成日時：2023年10月8日 22時
