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( 黄 )
「 ... りゅうせい〜、寝てるか、 」
仕事が思ってたよりも長引いてしまって、
流星の家に着いたのは23時。
どの部屋も真っ暗で、
スマホのライトだけを頼りに流星を探す。
青 「 ...... じゅんた、 」
「 わっ！びっくりした ... ぇ、俺起こしてもうた？ 」
青 「 ううん、待ってた 」
寝室に入って、音を立てへんように
そっとベッドに近づくと、いきなり名前を呼ばれた。
ビビりな俺には、心臓がもたへんわ(笑)
部屋の明かりをつければ、流星はベッドの上で、
向こう側の壁に寄りかかってた。
この前よりは、だいぶよくなったように見える。
「 待っててくれたんや、ありがとな 」
青 「 うん、ここ来て、 」
自分の横に来るように指示されて、
流星と同じようにベッドの上に座った。
青 「 ... このまえの、ごめん、俺言いすぎた 」
「 俺も、流星の気持ち全然知らんかった、ごめんな 」
ううんって首を振った流星は、
俺な、って話を続ける。
青 「 ...... みんなが来なくなってから、
今までと比べもんにならんくらい、不安になった 」
淳太に、みんなにも嫌われてもうたかもしれへん、
もうみんなに会えへんかもしれへんって凄い不安やった。
帰れって言ったのは俺やのに、
やっぱり会いたいなんて、
自分勝手なことやってわかってるけど
みんなの支えがないと、みんなと一緒やないと、
俺は生きていけへんって気づいたんや、って。
青 「 ...... やから、戻るまで、待っててほしい、 」
ひとりの間、よく考えて自分の気持ちを整理して
こうやって言葉で伝えてくれたんやな。
「 当たり前やろ？ 俺らは7人でひとつやから 」
青 「 ...... ふふっ、なんかそれ、ださいかも、 」
「 はぁ？ダサくないやろ！ ... もうっ、はよ寝ろ(笑) 」
我ながらええこと言えたと思ったんやけど、
さっきまで真剣な顔をしとった流星から笑われて。
でも、ほんまに7人でひとつ、って思っとるし、
これからも、支えあっていきたいって気持ちに変わりはない。
それに、流星の表情が和らいだことが何より嬉しかった。
青 「 ...... 来てくれてありがとう、じゅんた、 」
「 ん、ゆっくり休んでな。おやすみ流星 」
fin
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作者名：aoi | 作成日時：2023年10月8日 22時
