病弱な中間家 Ⅱ (ページ34)

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○ ページ34

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＿赤＿

「で、何があったん？」

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説教とかちゃうけど

なんで淳太が倒れてもうたんか
ちゃんと聞いとかなあかんから

少し間が空くと、望が口を開いた

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桃「淳太がトイレ行くって言ったから、一人で行かせて、それで倒れてもうて…ほんまにごめん」

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俺の予想やけど

気分悪なって、望と流星に迷惑かけたくなかったからトイレに行ったんちゃうかな

それでトイレの前で倒れてもうたんかなって

いろいろ考えてると、淳太が目を覚ました

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緑「淳太、大丈夫？」

黄「 ………んっ、ごめんな…っはぁ…… 」

「もとから気分悪かったんやろ？」

黄「………ふたりの前で吐いたらあかんと思って、」

「我慢したん？」

黄「 ……うん、けほけほっ、」

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やっぱり我慢してたんや

兄ちゃんやから、っていう気持ちは分かるけど
いくらなんでも我慢するのはあかん

話してると元気もなくなってきて
ベッドにぐったり横たわる淳太

その隣には、目に涙をいっぱいためた流星

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青「 …………っ、看病できんかったっ…うぅ… 」

黄「ちゃんとできたやんか」

青「 …………でもっ、じゅん…… ひくっ」

黄「泣かんの、俺みたいにしんどくなってもええん？」

青「 …いやっ…… 」

黄「 ………げほっげほ… ごめん、あとは大毅に任せたっ… 」

「うん、ゆっくり寝ときや」

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自分がしんどいにも関わらず、流星の面倒も見てくれて
さすが長男って感じやな

でも、淳太もしんどくなってきて、俺らに背中を向けて寝た

ほな、俺の出番やな

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