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どうしよう。
この状況はいったいどういうこと？
なんで翔くんの部屋に別れたはずの奥さんがいて、俺は呑気にお茶を入れてるの？
「あの、これよかったら…」
カタン、とテーブルに淹れたてのお茶を差し出すも、鬼の形相でソファーに足を組んで微動だにしない。
こんなときに限って翔くんは残業だし。
なぜこの人はこのマンションを知っているのか。
いろんな疑問が頭の中、ぐるぐると渦巻いて、目が回りそうだった。
「あなた、どういうつもりなの？翔と肉体関係はあるの？」
「えっ…いや、あの…」
「あの人が男好きだなんて聞いたことない！あんたがたぶらかしたんじゃないの！？それか弱味でも握って脅してるわけ！？」
「そ、そんなことは…！」
「じゃあなんで男なんかと暮らしてるのよ！！妻はこの私なのに！！！」
ガタン！とテーブルに拳を叩きつける。
その拍子に湯飲みが跳ねお茶が散らばった。
奥さんの手にもかかったけど、熱そうな素振りすら見せない。
俺はびっくりして口を開けたままその場に固まってしまった。
「気持ち悪いのよ！人の夫を奪っといて、この部屋で何をしているのか想像しただけで虫酸が走る！！それも女の格好してる男じゃなくて、男の格好した男となんて！！」
「ご、ごめんなさ…」
「謝るなら夫を返しなさいよ！！」
「ちょっ…！」
興奮しきった奥さんはソファーから降りて床に正座をしていた俺に飛びかかってきた。
女性なのにすごい力だ。
胸ぐらを掴んだ手がぐいぐいと首を押し付けてきて、呼吸もできないほどだった。
怖い。
このまま受け入れてたら、殺されるのかな。
抵抗しようと手首を取ったときだった。
「何やってんだよ！！」
突然絞められていた首元が解放された。
「ごほっ…」
「智くん、大丈夫！？」
「…ん、」
喉元を抑えながら噎せていると、ちょうど帰宅したであろう翔くんに抱き起こされる。
彼は息を整える俺の背中を優しくさすっていた。
「お前、何やってんだよ…どうしてここに？」
剥がされた衝撃で床に尻餅をついたまま、後ろのソファーに腕を置いている奥さんへと移った。
「どうして？どうして知ってちゃいけないの？だって私はまだあんたの妻よね？」
「おかしいだろ！俺はお前にこの部屋を教えた覚えはない！」
「そうよ。あんたが教えてくれないから調べたわよ。今どこで働いてるかも、誰とどこで暮らしているのかも」
キッと冷たい目で睨み付けられ、ゾクッと鳥肌を立てた。
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京(プロフ) - 碧央。さん» いつもありがとうございます！ここまで読んでいただけて本当に嬉しいです！最後まで更新頑張ります！(*^.^*) (2021年2月23日 8時) (
レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - ゆりかさん» ありがとうございます！！潤くんは確実に絡ませる予定なので、ご期待ください！(´- `*) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
碧央。(プロフ) - この展開、ドキドキしてすごく好きです！更新待ってます！頑張ってください(*^^)v (2021年2月22日 2時) (レス) id: c1ed4221ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 松潤も大野くんのことを気になり出してちょっかい出して欲しいです！！翔くんとにのから大野くんを奪って欲しいです！！更新待ってます^ ^ (2021年2月21日 16時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - naoさん» naoさん、ありがとうございます。今は辛い内容ですが、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2021年1月25日 0時
