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迎えた金曜日。
智くんのほうも金曜の夜はできるだけ空けてあるからと、うまく調整してもらえた。
ちなみにこの話をベッドの上で切り出したとき、彼も何やら誰かと連絡を取っている様子だった。
「雅紀は翔くんの同期なんだよね？」
「うん、そうだけど」
「じゃあ、俺の同期も紹介していい？こないだ久しぶりに会社で会ってさ。同い年だから気が合うと思う」
「いいんじゃない？雅紀は誰とでも仲良くなれるタイプだし」
「だよね。翔くんが嫉妬さえしなければ大丈夫だよね」
「すっかり嫉妬深いキャラじゃん」
思えば、ここで断っておけばよかった気がする。
智くんの交遊関係なんてあまり聞かないものだから、好奇心から快諾してしまった。
本当は雅紀にだってあまり会わせたくないのに。
誰にでも好かれる存在だからこそ、自分の手の内に収めておきたいと思ってしまうのだ。
「翔ちゃん、お疲れ！」
新橋で待ち合わせをして先に店を探していると、智くんももうすぐ着くと連絡があった。
適当に選んだ個室のある居酒屋に入り、俺と雅紀が対面に座る。
「これ、なんか変じゃない？俺そっちのがよくない？」
「俺とお前が並んで座るってこと？」
「いや、隣が智ならいいけどさー。知らない子来られてもお互い気まずいじゃん！」
「そんなの俺だって一緒だけど…」
「うん、やっぱ俺ら隣り合わせのほうが違和感ない気がする」
そりゃ何も知らない状態ならそれが正しいのかもしれないけど。
本当は智くんが隣に来て欲しかった、というのも当然だ。
まあ、こういう場では仕方ない。
雅紀にもいつか話せれば一番いいんだけど。
タッチパネルでドリンクを選んでいるうちに、彼から店に着いたと連絡があった。
「お疲れさまでーす」
「うわぁー、智だ〜！久しぶりー！！」
「ちょっと、雅紀！」
個室の扉を開けるなり、雅紀は大騒ぎで智くんに抱きつく。
１回しか会ってないくせに仲良すぎるだろ…と半ば嫉妬というよりは呆れてしまった。
彼は奥まで着て俺の対面に座る。
そのあとに続いて、智くんと同じ背丈くらいの男性が姿を現した。
「こっちは演劇系の営業やってる二宮和也。俺はカズって呼んでるけど、翔くんや雅紀はニノとか適当に呼んで！」
「適当ってあんた、それは私が言う方でしょうが」
「ふふっ、ごめんごめん」
二宮くんは立ったままこちらを見据えると、俺たちも挨拶をしようと立ち上がった。
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京(プロフ) - 碧央。さん» いつもありがとうございます！ここまで読んでいただけて本当に嬉しいです！最後まで更新頑張ります！(*^.^*) (2021年2月23日 8時) (
レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - ゆりかさん» ありがとうございます！！潤くんは確実に絡ませる予定なので、ご期待ください！(´- `*) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
碧央。(プロフ) - この展開、ドキドキしてすごく好きです！更新待ってます！頑張ってください(*^^)v (2021年2月22日 2時) (レス) id: c1ed4221ec (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - 松潤も大野くんのことを気になり出してちょっかい出して欲しいです！！翔くんとにのから大野くんを奪って欲しいです！！更新待ってます^ ^ (2021年2月21日 16時) (レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - naoさん» naoさん、ありがとうございます。今は辛い内容ですが、ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。 (2021年2月19日 23時) (レス) id: 3db66e1bf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2021年1月25日 0時
