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「友達だったら、抵抗もしないでそんなかわいい姿見せるわけ…？」
「え…」
「俺だから抑えてるけど、あのギター小僧マジでわかんないよ。昔の俺みたいだったら、絶対襲ってるし」
一瞬ぎゅっと腕を強めると、ゆっくり体を離した。
「ほんとマジで、誰に対しても警戒してないといざというとき誰も助けてくれないよ」
「そんな…カズのことも、警戒しろって言うの…？」
「別に友達でいるなって言ってるわけじゃない。ただ二人きりになったり、思わせ振りなことしたり…そういうのはやめろってことだよ」
「っ、わかんないよ…」
「わかんねぇならもうその顔整形でもしちまえよ！！お前が櫻井のことを不安だと思うみたいにな、櫻井だってお前がかわいすぎてめちゃくちゃ不安なんだよ！つーか俺だって不安だよ、その感じ見てたら！どうぞ襲ってくださいって言ってるようなもんじゃねぇか！！」
「潤くん…っ、」
あまりの気迫に耐えきれず涙が一粒零れ落ちた。
それを見て彼は正気に戻ったのか、怒った形相から次第に悲しげな表情へと変わる。
「ごめん、言い過ぎた」
ぼろぼろと涙が止まらずにいる俺を宥めようと、優しく頭を撫でる。
それでスイッチが入ったのか、余計に止まらなくなってしまった。
「泣くなよ…ほんと泣き虫だな」
「だっ、て…ほんとうに、わかん、なくて…ごめんなさ、」
「もういいよ。わかんないならわかんないなりに、俺らが守ってやればいい話だから」
手がかかるなぁ、と呟く声にまた涙腺が緩んだ。
優しいのか厳しいのかわからない。
だけど結局いつも、彼のほうが折れてくれる。
俺も不器用だけど、案外潤くんもそうなのかもしれない。
「それにしても、どうするかなぁ…」
「なにが？」
「うーん、いろいろと。智も櫻井も、あのギター小僧も」
「潤くんは？」
「え？」
「潤くんは、彼女作らないの？」
「…バーカ」
「いてっ」
ごつっと拳をこめかみに思いの外強くぶつけられた。
潤くんはあれからずっと悪い仲間との付き合いをやめ、俺たちと一緒にいてくれる。
冗談で何かしてくることはあっても、本気で翔くんとの仲を引き裂こうとか、ひどいことをしようとしたりとか、そういうことは絶対にしない。
むしろ雅紀と一緒で、いつも俺のことを気にかけてくれる。
逆に俺は彼に対して何もしてあげられてない。
女の子を紹介したりとかできればいいんだけど、そんなことしたらまた怒られるんだろうな。
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京(プロフ) - 富喜田さん» そう言ってくださって嬉しいです！がんばります！！ (2020年7月12日 18時) (
レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 何度もすいません。 すごく心に突き刺さりました。 大好きです！ (2020年7月10日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» はい、ありがとうございます！！ (2020年7月10日 1時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 面白かったです！ これからの進展楽しみにしてます。 頑張ってください。 (2020年7月8日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年7月7日 17時
