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「休みの日は、ずっと二人きりでいたい…」
絵に描いたように首から頭のてっぺんまで火照るのがわかった。
いや、俺、何言ってんだろ。
地雷踏まないようにって決めてるくせに、彼の前では変なことを口走ってしまう。
いつも不安になりながら返答を待つ。
でも、彼は決まってこう言う。
「当たり前じゃん。俺もそう思ってた」
そして決まって、抱きしめてくれる。
俺たち端から見たら、結構なラブラブっぷりだと思う。
外ではあまりできないかわりに、家ではずっと触れ合っている。
飽きることなく毎日。
一緒に暮らすようになってからというより、ついこの間一線を越えてから変わったような気がする。
お互いに触れ合うことに抵抗がなくなったのだ。
恥ずかしいとか、そういう気持ちは当然残しつつも、手を握ることにも緊張していた俺が、今は自然に握れる。
キスしたいって思ったら、無意識にお互いが顔を合わせる。
もっと触れたいって思ったら、いつのまにか触れ合っている。
「んっ…しょうくん、」
「好きだよ、智くん」
まだ、好きだよって言われたら、素直に俺も好きだよって言える。
手で触れられたら、感じることができる。
誰かと付き合ったことのない俺が言うのもなんだけど、これが長く続いたら、いつか何も言わなくなってしまうのだろうか。
感じなくなってしまうのだろうか。
今は新鮮に思えても、それが普通になってしまうことが怖い。
ずっと好きなままでいたいし、感じていたい。
ただね、俺たちは結婚できない。
翔くんの両親はきっと、いつかは別れて、綺麗で所作の美しい女性と結婚してって思っているはず。
なら、俺はどうすれば？
そばにいてくれる雅紀や潤くんも、みんなかっこいいからきっと結婚して、そのまま会わなくなって。
俺はいつのまにか、一人きりになる。
「っ、ぅ…」
「大丈夫？どっか痛かった…？」
「ん…ちが、う…」
急に悲しくなって泣きながら彼の首に腕を回した。
「どうしたの？続けなくていいの…？」
「っ、好き…」
「うん、俺もだよ」
だから、ひとりにしないで。
ひとりでも生きていけるって、ついこの前までそう思っていたはずなのに。
今は彼無しの生活はあり得ない。
少しでも自信のついた自分を、見捨てずにいてほしい。
まだ先の見えないくらいの未来までずっとそばにいてほしい。
その未来が見えてきたら、またさらに先の未来まで。
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京(プロフ) - 富喜田さん» そう言ってくださって嬉しいです！がんばります！！ (2020年7月12日 18時) (
レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 何度もすいません。 すごく心に突き刺さりました。 大好きです！ (2020年7月10日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» はい、ありがとうございます！！ (2020年7月10日 1時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 面白かったです！ これからの進展楽しみにしてます。 頑張ってください。 (2020年7月8日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年7月7日 17時
