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日曜日当日。
めちゃくちゃ緊張して駅で待っている中、まさかの事態が発生した。
「ごめん！！部活のやつらも一緒になっちゃって…」
俺を見つけるなり手を合わせて申し訳なさそうに話す櫻井くん。
というのも、招待券は部活内で配られたため、たまたまサッカー部の集団と駅で遭遇してしまったとか。
別になんだってよかったけど、気がかりなことがひとつ。
「こんにちは！翔くんのお友達？」
あの女の子も、友達と一緒に来てるってこと。
「翔ちゃん、大野くんとも友達なの！？交友関係広すぎ！」
「うるさいな、お前ら早く行けよ！」
「いいじゃん、俺ら話す機会ないし。ね、大野くん」
声をかけてきたのは、背が高くて茶髪にピアスの、笑顔が眩しい男の子。
急に肩を抱かれびっくりしている俺をよそに、ひとりマシンガントークを炸裂させる。
「すごいねー、本当にちっちゃくてかわいいね〜！ねぇ、なんで友達になったの！？」
「おい、雅紀離れろよ！」
「なんで？いいじゃん！俺もっと大野くんとお話したい！」
俺はまだ一言も発してないんですが…。
チケットをもぎりつつスタジアムに入ると、自由席エリアの席を確保する。
当然ながら彼らも一緒で、雅紀、と呼ばれた男の子はずっと俺の肩を掴んで離さない。
一方で櫻井くんはあの子に絡まれてこちらにまで気が回らない様子。
一応席は隣同士だけど、お互いに違う方向から話しかけられ落ち着かなかった。
「俺、相葉雅紀。サッカー部じゃないけど、誘われたからついてきちゃった」
「大野智です…」
「雅紀でいいからね！俺は智って呼ぶから！いい？」
「あ、うん」
「じゃ、呼んで！雅紀って！」
「…雅紀？」
「うわーっ！！ねー、翔ちゃん！俺智に雅紀って呼ばれちゃった！！！」
とにかく雅紀はお喋りなやつで、よほど俺のことが気になるのか、ひたすら話しかけてくる。
櫻井くんはちらちら気にはしてくれているけど、やっぱり視線は女の子のほうに向けたまま。
まあ、仕方ないか。彼は友達が多いし。
カースト上位の休日がどんなものか体験してみるのも面白いかもしれない。
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富喜田 - めっちゃよかったです。 本当に1日の楽しみです！ 大学生編頑張ってください。 この話に出てくる大野さん すごくタイフです。 (2020年7月7日 17時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 大学生編！？ めっちゃ楽しみです！ いつまでも待ってます!!! (2020年7月7日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» 富喜田さん、ありがとうございます！！まだ大学生編と続くのでぜひ楽しみにしていてください！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 本当に最高です！ 続きがとっても楽しみです！ 頑張ってください。 応援しています!! (2020年7月6日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 猫さん» 猫さん、ありがとうございます。頑張る糧にいたします！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年6月22日 0時
