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「父ちゃん、俺…まだ何をやりたいか決めてないけど、ちゃんと生きていくから。今までだって、悪いことしないでなんとか１８歳になれたんだよ？もう、大人なんだよ？そろそろ俺のこと、信用してよ」
母ちゃんはその言葉に涙ぐむと、ティッシュを手に取り大きな音で鼻をかみ出す。
父ちゃんが何か言う前に、翔くんが口を開いた。
「僕からもお願いします！僕は智くんのことが好きなんです…絶対に裏切ったりしないと誓います！だから、一緒にいさせてください。お願いします…！！」
母ちゃんの涙腺が爆発する。
苦笑いをする俺をよそに、父ちゃんはいたって真剣なままだった。
「どうなるか俺にもわからんが、若いってそういうものだしな…二人が思うようにしなさい」
「父ちゃん…」
「お父さん、ありがとうございます！！」
翔くんはプロポーズした後両親の元へ挨拶に来た人みたいになっていた。
向こうの両親も納得してくれて、とりあえず俺のアメリカ行きはこれで無くなった。
課題はたくさんあるけど、まずひとつクリアできたことで、無事に年末を迎えられそうだと安堵した。
「まさかみんな気付いてるとはねぇ」
「ねっ、翔くん知ってた！？」
「知るわけないじゃん！つーか、あのキスしてるとことか見られてたのすっげー恥ずかしいんだけど…」
ベッドにうつ伏せになりながら顔を手で覆った。
俺はそのすぐそばで横たわっている。
「翔くん、別れ際いっぱいキスするもんね」
「っ、言わないでよ！もう恥ずかしすぎて死にそう…」
「なんで恥ずかしいの？」
「そりゃだって…そんなに上手くもないし、つーかキスしてるとこ親に見られるとか誰だって恥ずかしいでしょ！」
「そうなの？」
キスってそんなに恥ずかしいものなんだ。
なら、しなきゃいいのに。
でもこんなこと言ったら翔くんはまた、そういう問題じゃない！って怒る。
だから俺は何も言わずに、彼の手を握る。
「でも今日はクリスマスだから、キスしても恥ずかしくないよね…？」
俺の言葉にぴたっと時が止まったようにこちらを向いたまま。
ん？って首をかしげると、うつ伏せの体を横にして、俺たちは向かい合った。
「キスしてほしいってこと…？」
「えっ、そうは言ってないけど…そうなのかなって」
「ねぇ、智くん」
翔くんは俺の髪に指を絡ませ、顔を近付ける。
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富喜田 - めっちゃよかったです。 本当に1日の楽しみです！ 大学生編頑張ってください。 この話に出てくる大野さん すごくタイフです。 (2020年7月7日 17時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 大学生編！？ めっちゃ楽しみです！ いつまでも待ってます!!! (2020年7月7日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» 富喜田さん、ありがとうございます！！まだ大学生編と続くのでぜひ楽しみにしていてください！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 本当に最高です！ 続きがとっても楽しみです！ 頑張ってください。 応援しています!! (2020年7月6日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 猫さん» 猫さん、ありがとうございます。頑張る糧にいたします！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年6月22日 0時
