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その後、潤くんとは本当の友達になった。
少し強引な一面もあるが、接してみればみるほど本当は優しくて思いやりのある子なんだとわかった。
真面目で面倒見の良いところは翔くんに負けず劣らずだ。
そんなこんなで期末テストが終了。
今回は範囲が広かったのと、難しかったというのもありクラスの平均点はだだ下がり。
俺の点数も前回より下がっていたが、平均点には届いていたため、両親は何も問題ないと許してくれた。
そしていよいよ夏休み。
の前に、やらなきゃいけないことがある。
しっかり翔くんと仲直り…というわけではないが、このままなんとなく心が離れた状態で夏休み期間会わなくなるのも嫌だから、けじめをつけておくことにした。
前期の最終日。
俺はいつも通り教室で父親の手伝いをしていたときだった。
授業が終わり扉のほうを見ると、翔くんの姿が見える。
一目散に彼のもとへ駆け寄ると、彼も俺に気付いたようだった。
「翔くん！…って、」
その後に続く言葉は出てこなかった。
「あれ、大野くん？ほんとにここの家の子だったんだねー！」
彼の後ろからひょこっと顔を出したのは、翔くんの幼なじみの女の子。
明らかに動揺する俺。
何て反応をしようか迷っていると、バタバタと足音が聞こえてきた。
「おねえちゃん！！」
「おっ、元気だなー！久しぶり〜！！」
弟を抱き抱える彼女。
それを見て笑っている翔くん。
親しげに話す二人。いや、三人。
「ごめんね、さっきまで翔くんと遊んでて。また学校で会おうね、大野くん！」
そう言った彼女はなんとなく勝ち誇ったような顔をしていて、胸の奥がズキッとした。
翔くんのほうを見ると、余計なことを言って…みたいななんとなく困った表情をしていた。
「ったく…遊んでたって言っても、家で飯食ってただけだから。それより智くんは何か用だった？」
そんな言い方されて、こんな場面見せられて、言えるわけがない。
翔くんとまた一緒にいたい、だなんて。
「っ…ううん！なんでもない…また学校でね！」
「えっ、あ…智くん！？」
彼の呼び掛けにも振り返ることなく、さっさと教室の後片付けに入った。
横目で彼らを伺うと、三人仲睦まじく帰っていく姿を目の当たりにする。
俺はそれ以上何も考えないように、無心で机を拭いていた。
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富喜田 - めっちゃよかったです。 本当に1日の楽しみです！ 大学生編頑張ってください。 この話に出てくる大野さん すごくタイフです。 (2020年7月7日 17時) (
レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 大学生編！？ めっちゃ楽しみです！ いつまでも待ってます!!! (2020年7月7日 6時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 富喜田さん» 富喜田さん、ありがとうございます！！まだ大学生編と続くのでぜひ楽しみにしていてください！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
富喜田 - 本当に最高です！ 続きがとっても楽しみです！ 頑張ってください。 応援しています!! (2020年7月6日 17時) (レス) id: cb1ca5340c (このIDを非表示/違反報告)
京(プロフ) - 猫さん» 猫さん、ありがとうございます。頑張る糧にいたします！ (2020年6月25日 0時) (レス) id: 877cf6680c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：京
| 作成日時：2020年6月22日 0時
