未来を見て、 (ページ2)

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にページ2

重岡

俺の一日は、

赤「おはようございます」

この一言から始まる。

朝から子供たちの体調を確認して、資料の印刷やいろんなことをやる。

緑「重岡先生、」

白衣を着て縮こまってるのは神山先生。

どうした？と聞けば、

緑「先週来た真奈ちゃん、お熱っぽいです」

目をぱちくりさせて俺に訴えた。

神山先生は周りからはあまりよく思われていない。

ありがと、と礼を言い、真奈ちゃんの病室へ。

見た目は何とでもないがおでこを触ればほのかに伝わってくる熱。

よく気づいたな、新人さんならあまりこういう事気付けへんのに。

真奈ちゃんの熱を体温計で、計ると、

36．9c゜

真奈ちゃんにしては高い熱。

神山先生が来て、

緑「退院できるのはもうちょっとです。頑張ってください」

手をキュウと握った。

緑「人は、頑張れば楽になります」

しばらくすれば真奈ちゃんはスゥスゥと寝息をたてて眠ってしまった。

神山先生は汗だくの真奈ちゃんの顔を拭いていて、静かにドアを閉めて寄ってきた。

緑「真奈ちゃんはお絵かきが大好きです。今度一緒にお絵かきをしてみてください」

はにかんで言う。

俺、絵下手なんやけどなぁ…