花びらが2枚 ページ2
Aside
『産屋敷邸は…ここ?』
鎹「そうです!」
道を教えてくれたこの私の鎹鴉は「時雨」。
でも…お館様に呼ばれるなんて…
何かしたかぁ…
少し緊張しながらお館様のいるお部屋に声をかける。
『失礼します。東雲Aです。入ってもよろしいですか?』
館「あぁ…Aかい。待ってたよ。入って。」
『それで…ご用件は…?』
館「驚かせてしまったね。」
館「実はね、君に柱になってほしいんだ。」
『私が…柱にですか?』
館「そうだよ。君は二月で鬼を50体以上狩り、十二鬼月も倒している。
柱になる実力が十分あると思うんだ。」
私は少し考えてから口を開いた。
『しかし…柱は9人まででは?』
館「そうだね。だけど、時代に合わせて鬼殺隊も変わっていくべきだと思うんだ。
…泡柱になってくれるかい?」
『そう…ですか』
私なんかが柱になっていいのだろうか。
館「…返事は今じゃなくていいよ。
ただね…」
お館様は優しい。しかし、言葉はまだ続いていた。
館「柱合会議には出席してほしいんだ。
今日はね、鬼を連れた隊士の裁判をやるんだ。」
『鬼を…』
鬼殺隊をしながら、鬼を連れているなんて…と心の中で呆れる。
『御意。柱合会議に出席させていただきます。』
館「ありがとう。Aなら言ってくれると思ったよ。」
館「裁判が始まるまで、奥の部屋で待っていてね。」
『御意』
________________________.。o○
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作者名:来夢 | 作成日時:2022年4月29日 17時