攻撃始めるトリプルフェイスとスナイパー、加勢するジンの妹ことこの私【名探偵コナン】

組織と私、日常生活 ページ35

これは、組織と私のゆるーいお話

〜Merry Christmas〜15歳のイブニング



「A〜Merry Christmas！サンタの登場よ」

『今日はイブの方ですけどね。というか何ですかその格好と土産は』

素晴らしい発音と共にやって来たのはベルモットさん。今年高校受験があるのにまさかこの人に家に押し掛けられてしまうとは

それにこの服装。サンタ服をイメージしたんだろうが、谷間全開の私への当て付けかな

『何持ってきたんですか』

「酒」

本当こういう所だよベル姉さん。私受験生。酒相手にこき使われたくないのに

『黒いサンタ服と酒が相まってこれが所謂ブラックサンタ』

こんなサンタ嫌だ。黒の組織だから黒のサンタ服とか夢も希望も見出だせない

無理矢理帰らせようとするが後の祭り。ブラックサンタはリビングへと入って行き早速持ってきた酒を開け始めた

『じゃあ私はそろそろ勉強を...』

「何言ってるのよ、独り身の悲しい女同士飲みまくるわよ」

『結構はっきり言いますね。それに未成年への飲酒の進めは犯罪です』

そう言いながらも渋々椅子に腰掛ける

「Aって浮いた話とか一切無いわよね。好きな人とか居ないの？」

『残念ながら居ません。他人にあまり興味持たないので』

この時の私は結構トゲトゲしかった。友達なんて一人も居ないし周りからは遠巻きにされるし

「それ致命傷よ。A美人さんだから疎遠されてるんじゃないの？」

『美人な人に美人って言われても説得力無いですね。いいんですよ私はこれで』

何だこの悲し過ぎるイブ。不幸自慢大会か何かか？

「喧嘩してるのも見たこと無いし。最後に喧嘩したのいつ？」

『小学生の頃、雪合戦で敵陣の雪全部破壊して喧嘩ふっかけたのが最後です』

「本当いい性格してるわね」

苦笑しながらロックでくびくび飲み干すベルモットさん

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