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未完成 ページ14

『え...』

自宅の一室を掃除している時だった

普段は掃除する時ぐらいしか入らないその部屋は最早物置へと化していた

整理してる最中、部屋の押し入れの奥の奥から見付けた分厚い封筒を手に取り異物を扱うように睨みつける

右下に小さく書かれた『shellingford』の文字

シェリングフォード??何だそれ

対して迷いや遠慮もなく封筒の中身を取り出す

白い紙に記されていたのはパソコンで打たれた機械的な文字が並んでいて、元素名から製法、分量、反応式までこと細かく記載されていた

二重、三重以上に重ねられた紙はいくつもあり、最後の一枚へと目を移した私は目を丸くした

『これって、』

紙に穴が空くんじゃないかってぐらい見つめるけど私が持ってた所で何の意味だってない

取り合えずこの封筒をあの子達の元へ持っていって調べてもらおうと腰を浮かした時

_ピンポーン

チャイムの音に顔をあげる

そうだ、今日はあの人が来る日だった。自分から呼んでおいて忘れるのも失礼な話だが

広げていた紙を纏め急いで封筒の中に直し押し入れに投げるようにして置く

ドタドタと騒がしい音を立てて玄関の扉を開き出迎えた



『いらっしゃい

__ベルモットさん』

思い出→←瞳に宿すのは



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- 感動しました…。 (2021年12月7日 15時) (レス) @page34 id: 1125244af9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続き書いてほしいです(泣) (2021年6月13日 0時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
ドルチェ - やばい…気がついたら泣いてた…こんなに素晴らしい物をありがとうございます…!! (2021年5月2日 22時) (レス) id: cf6373e776 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編お願いします!!!!!!!! (2020年10月2日 20時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 感動しました泣。ジンと夢主が再会してほしいです。(ToT) (2020年6月16日 3時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リンドウ | 作成日時:2018年11月10日 6時

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